CYP2D6検査の結果

7月7日に千葉ポートメディカルクリニックで受けたタモキシフェンの検査の結果が、昨日、郵送されてきました。

外部に出しているので、2週間〜かかるようです。

これはタモキシフェンを代謝する酵素をつくる遺伝子の型を調べて、きちんと代謝できて、奏功する状態にすることができるかどうか、を調べる検査です。

低活性型(日本人は17%)だとタモキシフェンは奏功せず、再発率が有意に高くなることが分かっているそうです。

詳細は千葉ポートメディカルクリニック、今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」をご覧下さい。

低活性型の場合は、他の代謝酵素で代謝される薬に変更する…などの代替案が提案されています。

タモキシフェンによる治療は数年単位で続けられるものなので、杞憂は払拭しておきたいところです。

費用は保険がきかないので4万5千円なり。

これを高いと考えるか、妥当と考えるかは価値観によるでしょう。

主治医の方針もからんできますね。

切り出す時は、勇気がいるかもしれません。

結果を今や遅し、と待ち構えていましたが、いざ、ポストにみつけたときは緊張が一気に頂点に。

見たいような、見たくないような。

でも、低活性とでたら薬を変更すればいいので、過度に恐れなくてもいいことなのでしょう。

逆に、受けるなら早いほうがいいですよね。

結果は、「奏功するタイプ」の判定でした。

今日は大学病院のクリニックの診察の日だったので、今回はタモキシフェンは3ヶ月分処方してもらいました。

検査結果を待つ間は1ヶ月分で処方してもらっていました。

無駄になってしまいますからね…。

追記

この検査に関しては,2010年のサンアントニオ乳がんシンポジウムで,

閉経前乳がんに対するタモキシフェンの、遺伝子多型に寄る効果の差は予測できないという報告があったようです。

予測可とする結果と相反しますね…

今後の動向が注目されます。

異端?

今日は大塚の病院で、月に一度の血液検査のための採血でした。

腫瘍マーカーCEAが下がって基準値以下になり、ここのところU先生との会話も、淡々としたものになっています。

「体重が順調〜に増加してます。」

「ホルモン治療してるからね…。代謝は落ちます。でも、脂肪が増えると再発リスクが上がるという報告もあるのでね…。」

治療の影響で体重増えやすくなってるのに、脂肪がリスク因子だなんて〜!

食べる量も以前より減ってるし、運動だってしてるのにいいい!

これ以上、どうしたらいいんでしょう??もっと運動しなきゃならないのかしら?

「炎天下での運動は気をつけてね。危ないから…」

と、お気遣いいただきました。

そういえば、CYP2D6の検査の結果、まだかな〜と思い、久しぶりに今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」をのぞきました。

別に検査の結果がみられるわけじゃなんですけどね。

「治療の情報」の乳がんの項に新しい情報がアップされていました。

トリプルネガティブ乳がんの治療に関する内容です。

今村先生は、ホルモン感受性陰性、HER2陰性という条件でひとくくりにされてしまっているトリプルネガティブについて、この本来は雑多なはずのがんを抱えた患者さん達を、ひとくくりにして標準治療を施す危険性について述べられています。

この辺の考え方は、U先生の治療と通じるものがありますね。

特にこれから治療を受ける方達は、一読の価値があると思います。

また、再発した場合の治療について考えている方も。

抗がん剤で受けるダメージは不可逆で、慎重に受けないと、かえって寿命を縮めることになると思うのです。

それにしても、今村先生のサイトにもありましたが、U先生や今村先生のような治療は「異端」扱いなんですね。

マスのデータで決められた標準治療以外を認めないのは医者だけじゃなく、患者会なども同じらしく、こういった話題はタブーのようです。

私も、大学病院で主治医に今村先生のところで受けている治療の許可や判断をあおぐときは、慎重に切り出します。

主治医は柔軟性のある方なので、ご自分が論文を読んでいてある程度のエビデンスが出ている治療に関してはGOサインを出してくれますし、そうでない治療には待ったをかけてくれます。

大学病院の方がその辺はがんセンターよりゆるいらしく、がんセンターでは他所で治療を受けるのは御法度のようです。

でもU先生のところでマーカー計ってもらってることや、CTを受けていることは主治医のは内緒にしています。

再発の発見に対しての方針が、U先生と標準治療を採用する大学病院では全く違うからです。

あと、自分は大学病院の患者会などには参加しない方がいいかな…と思っています。

余計なことを言って、患者さん達を混乱させてもいけないかな、と。

ただ、保険適用になる治療というのは、限界があるとは思います。

また「標準治療」の本当の意味するところ。

一人一人にあった治療をしようとするU先生や今村先生が「異端」視される世の中って、不思議です。

CYP2D6検査2 主治医の回答

昨日は大学病院の付属クリニックでハーセプチン、ゾラデックスの日だった。

主治医先生は大学病院のほうにいらっしゃるので、クリニックで注射の時は、他の外来の担当の先生に診察を受けてから注射になる。

今日は、大学病院から主治医先生がたまたま外来の当番で来ていた。

たまっていた質問をしてみる。

Q1 ヨガで腕立てふせのようなポーズをしたら、リンパ廓清した方の腋から腕にかけて、手術直後のようスジがつっぱったような感じになって痛い。

リンパ浮腫の前触れ?腕立てふせはしないほうがいい?

A1 リンパ管炎の名残というかぶりかえしのようなもの。

腫れたりしなければ、運動はしても大丈夫。腕立て伏せも。

Q2 ハーセプチンをもう1年継続したい(普通は1年)が、3週に1回ではなく、ゾラデックスと一緒に4週に1回にできないか?

A2 半減期に関しても個人差があると思われるので、2年目だったら4週に1回でもいいのでは。

Q3(今回のメイン!)ゾメタを投与してもらってる病院(千葉ポートクリニック 今村先生)で、CYP2D6の検査を勧められているが、どう思われるか?

検査の信頼性は? 

もしも低活性型とでた場合に、薬を変えることを検討してもらえるのか?

A3 検査の信頼性は問題ないでしょう。

代替案としてはアロマターゼ阻害剤に関しては、閉経前なのでいかがなものか。

トレミフェンの方が妥当か。

いずれにせよ、検査を受けることには異論はないので(保険が利かないのでコストが高いが)、もし、受けてみて低活性と出たら、治療の変更についてはまた検討しましょう。

と、いうお答えでした。以前に若い先生に同じ質問したときは

「受けてみるのは構わないけれど、薬を変えるかは分かりません。」

と、言われ、

「んじゃー、検査受けてもなあ〜。」

と思い、見送ったのだけど、主治医先生は思いのほか、前向きな反応。

こんなことなら、もっと早く聞きたかったゼ!!

てっきり「時期尚早!」って言われるかと。

と、いうわけで受けることになりそうです。

タモキシフェン代謝できなくて、効かないんじゃしょうがないしね…。

低活性型だと10年以内の再発率が50%以上だそうです。でも高活性型でも20%なんですけどね。

代謝される薬になれば、再発リスクは下げられるのでしょう。

追記

この検査に関しては,2010年のサンアントニオ乳がんシンポジウムで,

閉経前乳がんに対するタモキシフェンの、遺伝子多型に寄る効果の差は予測できないという報告があったようです。

予測可とする結果と相反しますね…

今後の動向が注目されます。

 

CYP2D6の検査

ホルモン陽性だったので、現在ホルモン治療とハーセプチンを受けている。

閉経前なので、ゾラデックスを月に1回注射(これが痛いんだ〜)とノルバデックス(タモキシフェン)を毎日服用している。

小倉恒子先生の著書「うまく使って、うまくかわす!怖くない抗がん剤」の、小倉先生と今村先生の対談でも触れられているが、今村先生はこのノルバデックスが効く体質かどうかの検査を受けることを薦められている。

私は現在、転移の予防の為に今村先生の千葉ポートクリニック(千葉みなと)で、ゾメタを3ヶ月に1回投与してもらっている。

この検査も勧められている。

ノルバデックスは、代謝酵素CYP2D6によって代謝され、その活性代謝物エンドキシフェンがタモキシフェン活性の中心だ。

タモキシフェンの効果はCYP2D6の活性に依存している部分が大きい。

しかし、遺伝子レベルで、このCYP2D6の活性が低い人が存在するという。

このグループの人たちは、高活性型の人に比べ、再発までの期間や無再発生存率が有意に短いことが認められている。

今村先生は、これを血液検査で調べて、低活性と出た場合には、他の薬を使う代替案を提案している。

ゾメタの初回の投与の時に、私も「検査しますか?」と聞かれた。

大学病院の診察の時に、その日外来の担当だった医師に相談すると、

・血液検査の精度が重要になってくるが、信頼性はどうなのか?

・たとえ低活性という結果がでても、安易に治療方針を変えることはできない

という答えだった。

主治医はとても多忙。転移の検査など、大事なときは主治医の診察だが、注射だけの時は他の医師のことが多い。

「検査を受けることについては、主治医の先生も、とやかく言わないでしょう。」

とのことだった。

う〜ん、と悩んでしまった。

今村先生は、日本人では10%強が低活性型としている。

ネットで色々検索していたら、「日本臨床薬理学会 ゲノム委員会」が厚生労働省の依頼によって作成した報告書(2007年)があって、それによると、やはりCYP2D6低活性の場合は、タモキシフェンの適応外とするべきとなっている。

しかし、日本人の低活性型の割合は0.7%となっている。

今村先生のいう低活性と線引きが違うのだろうか?

MDアンダーソンのHPの掲示板にも、この検査を受けるべきか?という質問があり、

佐治先生という乳腺外科の先生が回答されていて、

「悩ましいところだが、最初の報告では代謝能力によってタモキシフェンの効果に差があるというデータだったが、その後いろいろ追試験の結果が報告されてきていて、どうも予想どうりの効果の差がみられない報告が増えてきた。

最新の大規模なデータでも、代謝能力と再発予防としてのタモキシフェンの効果に明らかな関係がでなかった。

いまのところ、最終的な答えは出ていないので、検査の結果にかかわらず、今のところはタモキシフェンを服用するのがいいのでは。」

という内容だった。

MDアンダーソンの上野先生も、CYP2D6検査は発展途上なので採用していない、アメリカでも判断が分かれている、という回答だった。

確かにタモキシフェンはCYP2D6で代謝されるのだが、低活性型だから効かないかというと、そんなに単純な話ではなく、色々な経路で効果が出るものらしい。(うろ覚え…)

と、いうわけで、いろいろ検討した結果、検査を受けても、大学病院で薬を変更しないのなら、受けてもしょうがないか…と思い、受けないことにした。

これが昨年の12月。

しかし昨日、今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」の治療情報をのぞいたら、この検査に関する項目が更新されていた。

どうやら批判めいたことがあったのか、理論武装されて、さらに強力に勧める内容になっていた。さすが…

う〜〜〜〜ん。悩む。

今度、大学病院で主治医の診察がある日に、相談してみようかと。

「そこまでしなくても。」

って、言われるかな?

結果は乞うご期待!!

追記

この検査に関しては,2010年のサンアントニオ乳がんシンポジウムで,

閉経前乳がんに対するタモキシフェンの、遺伝子多型に寄る効果の差は予測できないという報告があったようです。

予測可とする結果と相反しますね…

今後の動向が注目されます。

追記2

どうやら「遺伝子多型によるタモキシフェンの効果に影響あり」とする論文と「影響無し」とする論文と半々くらいらしいです。

今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」で、先生の集められたデータが公開されるとともに、これらの論文の結果に差がでている理由を考察されています。(2010.12.21)


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