昨日は、東京のU医師のところで、月に一度の腫瘍マーカーの血液検査だった。
外部に出しているので、すぐに結果はでない。
先月の結果が出ているので、それを受け取った。
結果自体は、2日もあれば出ているのだけれど、今は急を要する状態ではないので、特に電話で聞くということもしていなかった。
2月に大学病院で受けたときは、CEAが5.0と、基準値ぎりぎりだった。
CEAは風邪をひいたり、下痢をしても上がることがあるので、経過をみましょうと、U医師には言われていた。
果たして、3月の結果は…ちょっと上がっていて、5.5だった。
一年前の治療開始直前は0.5以下、化学療法直後は0.6だったので、2ヶ月連続で5.0以上というのは、要注意だ。(ちなみにCEAはがんの初期には上がらないことが多く、進行してくると上がることが多い)
U医師も気色ばんで、
「3日後には結果が出ているから、電話してくるように。」
と、言った。結果が6.0以上に上がっていたら、どこかに転移がひそんでいる可能性が高い、と。
6.0という数値が問題なのではなく、連続して上がってきているというのが問題なのだ。
マーカーは個人差があって、もともと高めな人もいる。
体調で変わることもある。
もしも上がっていたら、治療(ハーセプチン)に少量のドセタキセル(抗がん剤)を加えたらいいのではないか、と言われた。
転移の徴候があれば、早く分かった方がより適切な治療ができる…と、自分で決めて検査を受けているのに、マーカーの数値が上がるのは、ものすごいショックだった。
帰り道は頭が朦朧としてしまい、銀座でふらふらと寄り道をして、気持ちを少し落ち着けてから帰らなければならなかった。
自分で選んだこととはいえ、マーカーの数値がこんなに心臓に悪いとは!!
U医師はマーカーの数値が上がってきたら、画像上に病巣が現れなくても治療を開始するので、マーカーの数値の推移には敏感だ。
大学病院では、おそらくマーカーが二桁か、それに近くなったら画像診断をして、
画像上で認められれば、転移として治療を開始するだろう。
マーカーが多少上がっても、画像に現れなければ、治療は開始されない。
「安心のため」と思って受け始めた検査だが、思いの他早くに動きが出てしまった。
明日は、免疫細胞療法でK医院に行く。
担当のS先生は、
「マーカーの推移を見るのは有効なので、毎月計るのはベストだと思うけれど、それで一喜一憂しないこと。」
と、言っていた。U医師の所で「転移したかも」と落ち込み、S先生の所で「短絡的だったか」と気を取り直す…。
今後の治療の相談にものって頂こうと思っている。マーカーの数値次第でドセを受けた方がいいかどうか。
これは、大学病院を出ることを意味する。
ほんとにマーカーの数値は心臓に悪いです…。
大学病院の主治医によると、一年に一回の検査でさえ辞退する患者さんもいるという。
そういうふうに思い切れたら、どんなにいいかと思った一日だった。