今日、知ったのだが、小倉恒子先生が19日にお亡くなりになっていた。
ずっとブログを拝見していたのだが、ここ2週間以上、更新がないなと思っていた矢先だった。
先月、かなり危険な状況におちいられ、奇跡的に回復され、お仕事に復帰されて、
すごい!超人だと感激していたら、つい先日にはテレビの取材があったようで、録画を見るのを楽しみにしていたところだった。
まだ見ていないのだが、追悼番組だったのだろうか?
小倉先生は、23年前に乳がんがわかり全摘手術、10年前には転移がみつかり、以降、がんと戦いながら、耳鼻咽喉科医というご自身のお仕事を続けられてきた。
小倉先生のご著書は、私も乳がんがみつかってすぐに手に取らせて頂いた。
最初は、再発患者さんの壮絶な日々がつづられていることで、「もしかすると自分も」と思うと、怖くて読み進めることができず、ぱらぱらと立ち読みだけしていた。
が、自分の治療が進むと、その実際的な内容に、「そういえば、抗がん剤治療の肌のくすみにはあの薬がいいって書かれていたっけ。」と、思いおこされることが多くなった。
よく、統合医療や代替医療の医師の脅し文句に「医者ががんになったら抗がん剤は、使わない」と、いうのがあるが、恒子先生を見ている限り、そうとも限らないようだ。
もちろん、副作用や病気の進行には個人差大きいが、10年間も抗がん剤を打ち続けて、なおかつ仕事もほとんど休まずにこなされている。
趣味の社交ダンスも、ばりばりコンペに出られているし。
ふつーの健康な50代と変わらない(それ以上?)生活を送られていることに、乳がんの患者は、この上なく勇気づけられていた。
そして、昨年11月の新刊。内容もアップデートされ、千葉ポートクリニックの今村医師(腫瘍内科医)との対談。
これを読んで、がん治療の遺伝子診断のことを知った。
また、転移の予防にビスフォスフォネート剤が有効であることも(ホルモン陽性の場合)。
この本に掲載されていたことで、今村医師の存在や、ウェブ上の相談室を知り、現在は、千葉ポートクリニックでゾメタの投与を受けている。
恒子先生のおかげです。
恒子先生のおかげで、転移をまぬがれるかもしれないのです。
命がたすかるかもしれないのです。
医師というご自分の立場や影響力を知り抜いて、一人でも多くの人に伝えることを貫かれた恒子先生。
最後まで、ブログの最後の日まで、発信されていたのは、北朝鮮並みの日本のドラッグラグの問題でしたね。
もちろん人ごとではありません。
いつの日か、少しでも、バトンを受け渡すことのお手伝いができれば、と思います。
お疲れさまでした。
ゆっくり、ゆっくりお休みください。
それとも、空の上で、ワルツを踊られているでしょうか…
小倉恒子先生の著書
・乳がんの女医が贈る第2弾 「うまく使って、うまくかわす!怖くない抗がん剤」
実際に役立つ情報が満載。とても勉強になる本です。
・「乳がんなんて怖くない」
恒子先生の闘病の経過がたどられています。闘病の心の支えに。