トレミフェン

千葉ポートクリニックの今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」にアップされた新しい内容です。

タモキシフェン(ノルバデックス)の感受性試験、CYP2D6検査で低活性型と診断された場合、かわりにトレミフェンの使用が保険で認可されたということです。

今までは認可されてはいなかったものの「黙認」されていた模様。

異例の認可だそうです。

これって、CYP2D6の型によってはタモキシフェンは効かないよ、というのを認めたに近いのでは??

でも、やっぱりCYP2D6検査はいままでどうり保険きかないの??

なんか矛盾を感じるのは私だけ?

今村先生の所で検査を受けた60名のうち、低活性型と判断されたのは16.7%だそうです。

約1/6ということで、この数字を多いととらえるか少ないととらえるかは主観の問題ですが、低活性型と高活性型で再発率が大きく変わっているので、やっぱり調べてもらった方が安心かな…と。

タモキシフェンとは作用機序が違うトレミフェンに替えてもらえば、いいわけですし。

効かないかもしれない薬を何年も飲み続けるというのも、心理的によくなさそうです。

保険認可されたこの機会に主治医に相談してみてはどうでしょう?

検査を終えて

今日は大塚の病院でCTとエコー、そしていつもの腫瘍マーカーのための採血。

3ヶ月に一度のCTの日が近づくと、なんともいえない不安定な気分になります。

が、何も写っていないと、また3ヶ月はちょっと安心して、地に足がついた生活ができます。

今回も「なにも写っていません」でした。

CTでみているのは、乳ガンが転移しやすいとされている肺、肝臓、リンパです。

骨がいちばん転移しやすいそうなのですが、年に1回、大学病院で骨シンチで調べるだけです。

骨の転移が生死に直結するわけではないので、このペースなのでしょうけれど…。

ちょっと長いなあと。

脳転移も比較的起きやすいらしいのですが、順番としては「後の方」ということで、CTからは外されています。

また、CTに写るのは(輪切りピッチの)1cm以上のガンだけなので、写らなかったから安心、ということでもないですが。

ホルモン療法を受けているので、子宮ガンのリスクが上昇するため、子宮はやはり年に1回の検査が必須です。

あとは消化器系を検査しておかないとなあ。実は、1度簡易ドックでバリウム飲んだことがあるくらいで、もう何年も検査していません。

腸はどんなことになっているのやら。

周囲の人が「ポリープがあって」などと話しているのが気になってはいるのです。

なんといっても、もともと大の病院嫌いなので、どうも内視鏡とかに耐える自信がありません…。

先日、妹の家にいたら、内装の業者の人が見積もりに来ていたのですが、なぜか内視鏡検査の話になり、受けたばかりの内視鏡検査がどんなに大変だったかを切々と話して帰りました…。

話は変わりますが、アメリカFDAがアバスチンの乳ガンへの認可を取り消す決定を延期したようですね。

延命効果と副作用をてんびんにかけたときに、効果の割に副作用が深刻…ということらしいですが、取り消しとなると、波紋が大きそうです。

ガンの治療薬の開発は日進月歩ですが、決して平坦ではないのだなあと感じます。

そのなかで、患者たちは時間との戦いを余儀なくされているのです。

よせては返す…

今日はお散歩ルートをいつもと変えて、海に行ってみました。

ウチから海までは15分くらいです。

一番上の画像は伊豆方面を向いて。

遠くに伊豆半島が写っています。

2枚目の画像は三浦半島方面を向いて。

写っているのは真鶴半島。

視界がクリアな日はその向こうに三浦半島、さらに房総半島が見えます。

欧米(ずいぶん大雑把…)では、左右に三つずつの半島の岬が見える所が「シャングリラ」、という言い伝えがあるらしいのですが、この辺から熱海はそういう風に見えますね。

うーん、でも日本の沿岸部はそういう地形はわりとあるかもしれません。

海の家も撤去されて、静かになった浜への散歩もいいものです。

さて、最近、新聞では「ホメオパシー」のことが取り上げられていました。

根拠の薄い民間療法として、医療とは一線を画して扱うべきであるという論調です。

それはもっともなのですが、MDアンダーソンの上野教授のtwitterをフォローしていたら、免疫細胞療法のことにも触れられていました。

この「民間療法」に学会としての見解をはっきりすべきだと。

がん患者を食い物にしているのを野放しにすべきではない…と、おっしゃりたいようです。

確かにエビデンスとしては弱いのかもしれません。

ただ、手応えを感じている医師もいるのではないでしょうか。

価格も、ほぼ人件費と説明されましたが、びっくりするほど高額です。

ただ、きちんと「大きくなってしまったガンには太刀打ちできない」「効かない場合もある」「この治療をかいくぐったガンが転移、再発することもある」と説明されました。

かなり進行したガンの場合は「QOLの向上、下がった免疫の底上げ」が目的になるとも。

twitter上では某クリニックの名前があがっていましたが、そのクリニックではそういう説明はしていないのでしょうか。

確かに費用対効果が高い…とはいえませんが…。

ただ、患者の心理で、「止められなくなる」というのはあるかもしれません。

結果として何百万円をつぎこむはめになってしまいます。

大学病院などでは1回4万円〜というのを読んだことがあります。

そのくらいの値段だといいんですけどね…。

私も3クール目をすすめられています。1回10万円。底なし沼かなあ…

レモンとみかん

色々な食事療法の本を読みました。

栄養指導をしてくれるクリニックにも行ってみました。

それぞれの方法で、食べてはいけない食材やおすすめの食材があります。

全部を同時に実行するのは無理のようです。

分子整合医学のクリニックで言われたことで印象に残っているのは、「人間以外の動物は体内でビタミンCを合成できるが、人間はできない」というものでした。

抗酸化のためにビタミンCは必要ですが、人間は食べ物でとるしかないようです。

そのクリニックでは一日2000mg以上とるように処方されました。

ガンのビタミンC療法というものもあり、点滴で高濃度のビタミンCを入れます。

これは保険がきかないので、とても高額です。

効果はどうなのだろう…と思いましたが、ビタミンCは一度にたくさん体内に入れても、排泄されてしまうので、意味が無いのではないか…というのが、私が診察してもらっている先生方のご意見でした。

また、抗酸化物質は「ガンを発生させない」ためにはいいものなのですが、抗ガン剤自体が「酸化力」によって効力を発揮するものがあるので、抗ガン剤を投与されてから1週間くらいは、効酸化サプリメントは摂らないほうがよさそうです。

「酵素」「ビタミンC」「クエン酸」はガンに、というより健康に生きるために大事なのだなあ、と思うに至り、生の果物や野菜をなるべくたくさん食べるようにしています。

朝は果物と野菜でジュースを作って、必ずレモンをしぼって入れています。

あとは地元の柑橘類を切らさないように。

そういえば風水の運気アップの方法に「柑橘類を食卓に盛っておく」というのがあります。

置いてあれば、必ず食べますものね。

理にかなっていますねえ。

湯河原のみかんも太陽をいっぱいあびて、大きくなってきました!

空模様

昨日、大塚の病院に月イチの腫瘍マーカーの血液検査に行ってきました。

今日の結果が出るのは数日後です。

前回の結果をもとに、先生の診察を受けることになるわけです。

前々回0.9だったCEAが1.2に。

これって普通の病院だったら全く問題にならない、基準値(5.0)以下の数値なのだけど、U先生の場合は違います。

「上昇傾向」というのがマズい。

もちろんこの1回の上昇でどうこうということではないのだけれど、続くようだったら、「どこかに潜んでる可能性あり」

と、いうわけで何らかの手を打つことを検討しなくてはならないのです。

U先生のオーラにも気おされて、「どーん」と気分がローになってしまいました。

せっかくアメリカに行って、パワーを充電してきたのに、「しゅー…」って、音をたててしぼんじゃったような。

こりゃー、よくないなあ。

でも、考えてみたら、昨日おとといまでの自分とは何も変わったわけじゃないのです。

私をブルーにしているのは、紙に印刷された「1.2」という数字。

こんなものに感情を支配されちゃってるんだ。あほらしい!

こんな時の脱出方法は心得ています。

私の場合は単純で、第一には運動です。激しければ激しいほど即効性アリ。

ラケットボール(スカッシュを簡単にしたようなスポーツです)なら言うことありませんが、今はクラブも止めてしまったので、残念ながらできません。

今日は家でアシュタンガヨガをハーフプライマリーしました。

本当は家から出て、ヨガスタジオでできれば気分転換になるのだけれど、レッスンの曜日も決まってますからね。

その点、ビンヤサスタイルのヨガは、順番が決まっているので、覚えれば自分で好きな時にできるのがいいところです。

散歩(特に山か海!)もいいです。今は暑いので、なかなか行きませんけれど。

感情のコントロールはヨガでいうところのプラティーヤハラですね。

不安になる、不快になる…客観的になって、冷静さを取り戻し、感情の波を静められればいうことはありません。

そこまで達観できていないので、自分なりの「特効薬」を上手につかいたいと思います。

体を動かすとドーパミンが出るのか、気分すっきり。

午前中のモヤモヤはなんだったのだろう、くらいに。

カラオケに行く、なんていうのも良さそうですね。

パパディナー

ここのところ病院続きです。

木曜は大学病院のクリニックでハーセプチン。

今日は月イチの腫瘍マーカー検査で大塚。

前回のマーカーが若干上昇傾向なのが気がかりなところ。

ハーセプチンは希望で2年目に入りましたが、今回の担当の先生曰く

「ハーセプチンは今後、投与期間が延びて行く方向ですね。」

と、おっしゃっていました。

ハーセプチンを再発予防に2年打った場合の試験の結果が発表されたのかもしれませんね。

以前に結果まちと言ってましたから。

お財布にはしんどいけど、ハーセプチンはやはり強力な武器です。

画像は今日の御夕飯です。

病院の日は、ダンナさんが作ってくれます。

今日のメニューは

・夏野菜の揚げ浸し

・海藻とじゃこのサラダ

・ざる豆腐の豆乳かけ(薬味と岩塩で)

・梅ごはん

・根菜のみそ汁

最近は暑くて凝った料理を作る気にならず、簡単なモノばっかりだったので、手の混んだ料理、感謝感激。

野菜いっぱいの献立です。

いつもありがとう。

インターネットの情報

インターネットの情報は本当に玉石混交です。

特にガンの治療に関する情報はまっとうなものから、患者さんのお財布を狙ったワナまで、同じような顔をして並んでいます。

そうでなくても、患者さんのブログを読んでいたら、数年前に亡くなっていた方だったり…。

そんな時は、何かのメッセージを受け取ることはできてもドッカーンと落ち込むことも。

そんな遍歴から、このHPはすごいなあと思うものにリンクをはってみました。

(実は、やり方が分からなくて、今回初めてトライしてみました!)

一つはMDアンダーソンの日本版HP.

MDアンダーソンはがん治療で全米で1位の信頼を得ている病院です。

その病院の乳腺専門の腫瘍内科医(抗がん剤の専門家)に、日本人の上野教授という方がいらして、日本にがんのチーム医療を根付かせるべく、このHPを運営されています。

このHPではがんの治療に関する最新の情報や、患者さん、医療関係者のための質問コーナーもあり、上野先生をはじめとする専門医や薬剤師、看護士、栄養士の方々が丁寧に回答してくださっています。

過去の質問を見ていると、自分と似たような状況の患者さんからの質問もかなりあって、参考になります。

チームオンコロジー」のタイトルでリンクに。質問コーナーは「掲示板」となっています。「一般向け」の項目を覗いてみて下さい。

もう一つは神奈川県乳癌治療研究会のHPです。

神奈川県の乳腺外科医で構成されています。

こちらも質問コーナーがあって、過去ログが充実しています。

私の主治医も回答していました!

過去の質問をみるのもいいと思いますし、主治医に聞きづらいこと、次の診察に間がある時などに質問してみるのもいいかもしれません。

余談ですが、MDアンダーソンHPの情報にあったのですが、同病院では、ヨガがガンの治療に与える影響について研究を始めたそうです。

乳ガンの患者さんを対象にして、ヨガを治療に取り入れたグループとそうでなかったグループ、ストレッチを取り入れたグループで予後に差があったか検証するそうです。

実はとても前向きな観測のもとにこの研究は始められていて、効果が見込まれる予測のもと行われているようです。

私も治療中にヨガに助けられたので、とても興味深くこの記事を読みました。

患者さんのQOLの向上に目が向けられて嬉しい限りです。

運動による適切な体重コントロールも、再発の防止に効果があるそうなので、その点からもヨガはおすすめですね〜

リンク先へは、ブログの左側の一番した Blogroll から飛ぶことができます。

お医者さんたちによる、確かな情報を取り入れてください…

キノコ、キノコ

私が現在お世話になっているお医者さん達4人のうち2人が、強く勧める食材がキノコ類です。

お二人はこの道ン十年のガンのエキスパート(外科医と免疫療法)ですが、お二人とも食事療法には懐疑的です。

厳格な食事療法を実践していながら、悪化したり亡くなる患者さんをたくさん見てきたからだそうです。

そのお二人が(それぞれ)「これは医学的に証明されていること」と、効果を認めるのがキノコなのです。

サプリメントである必要はなく、普段の食事にドンドン取り入れた方がいいそうです。

多糖類のベーターグルカンが腸管免疫を活性化するとか…。

そこで、我が家の人気レシピを紹介します。

キノコスープ」です。

1 キノコ(しいたけ、エリンギ、マッシュルームなど)を適当な大きさに切る

2 タマネギをスライスして、油少々でしんなりするまで炒める

3 2にキノコもくわえて炒める

4 水とスープの素(できれば化学調味料を使わないもの)をヒタヒタに加えて、少し煮る

5 フードプロセッサ、ミキサーなどでペースト状にする

6 甘みなしの無調整豆乳でのばす(牛乳でもよい)

塩加減を整えて出来上がり。

3〜4人分だと、きのこはエリンギ1パックくらいか、しいたけなら6こくらいでしょうか。

タマネギは1/2個、豆乳は200〜300ccくらい…お好みで。

適当なんです。

キノコの旨味たっぷりです。

朝日新聞の記事から

昨日の朝日新聞にこんな記事が載っていました。

がんの治療に関するものです。

北海道大学などの研究グループの発表で、新しいワクチン療法です。

がん細胞の表面の分子(ペプチド)をワクチンとして患者に注射することで、がん細胞を攻撃する役割の細胞に敵を見分けさせる力を持たせ、攻撃させる、というものだそうです。

記事にもあるとおり、キラーT細胞を活発にさせる方法は以前からあり、実用化されていますが、キラーT細胞に指示を出すヘルパーT細胞も活性化させるペプチドの開発に成功したところが画期的なことなのだそうです。

この治療で、抗がん剤や放射線治療の効果がなかった乳ガンの患者さんが、2ヶ月後の画像診断では、完全にがん細胞が見えなくなっていたそうです。

これはいわゆる免疫細胞療法の一種のワクチン療法ということなのでしょう。

私が再発予防に受けている免疫細胞療法の先生も、「ワクチン療法もオプションでできます。免疫細胞療法受けた方には格安で。」とおっしゃってくれていますが、効果は今回発表された新しい方法ほどではないようです。

免疫細胞療法も、1cm以下のがんになら対抗できるらしいのですが、それ以上となると単独でというのは無理で、抗がん剤と併用して効果を上げる、とか、治療中に落ちる免疫を補うとか、QOLを上げる、というのが目的になるようです。

ただし、乳ガンの肺転移で胸水がたまった場合…など、特定の場合には効果が証明されていて、条件があえば、高度先進医療に認められています。

いずれにせよ、報道されたペプチドワクチン療法は手術、抗がん剤、放射線に次ぐ第4の治療として、期待が持てそうです!

もちろん、臨床試験を重ね、実用化され、保険の対象になるまでにはしばらくかかることでしょうが、先日触れた「テロメライシン」といい、がん治療は新しい時代を迎えようとしているのではないでしょうか。

特に乳ガンに関しては、抗がん剤、分子標的剤もたくさんあります。

ペプチドワクチン、テロメライシンが実用化されるまで、がんばりましょー!!

CYP2D6検査の結果

7月7日に千葉ポートメディカルクリニックで受けたタモキシフェンの検査の結果が、昨日、郵送されてきました。

外部に出しているので、2週間〜かかるようです。

これはタモキシフェンを代謝する酵素をつくる遺伝子の型を調べて、きちんと代謝できて、奏功する状態にすることができるかどうか、を調べる検査です。

低活性型(日本人は17%)だとタモキシフェンは奏功せず、再発率が有意に高くなることが分かっているそうです。

詳細は千葉ポートメディカルクリニック、今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」をご覧下さい。

低活性型の場合は、他の代謝酵素で代謝される薬に変更する…などの代替案が提案されています。

タモキシフェンによる治療は数年単位で続けられるものなので、杞憂は払拭しておきたいところです。

費用は保険がきかないので4万5千円なり。

これを高いと考えるか、妥当と考えるかは価値観によるでしょう。

主治医の方針もからんできますね。

切り出す時は、勇気がいるかもしれません。

結果を今や遅し、と待ち構えていましたが、いざ、ポストにみつけたときは緊張が一気に頂点に。

見たいような、見たくないような。

でも、低活性とでたら薬を変更すればいいので、過度に恐れなくてもいいことなのでしょう。

逆に、受けるなら早いほうがいいですよね。

結果は、「奏功するタイプ」の判定でした。

今日は大学病院のクリニックの診察の日だったので、今回はタモキシフェンは3ヶ月分処方してもらいました。

検査結果を待つ間は1ヶ月分で処方してもらっていました。

無駄になってしまいますからね…。

追記

この検査に関しては,2010年のサンアントニオ乳がんシンポジウムで,

閉経前乳がんに対するタモキシフェンの、遺伝子多型に寄る効果の差は予測できないという報告があったようです。

予測可とする結果と相反しますね…

今後の動向が注目されます。

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