エビデンス 

前々回、小田原の病院で、今後の治療について相談したことを書きました。

次回で丸二年になるリュープリンをどうするか…

主治医は「3年やっても生存率は変わらないので、止めてもいいと思う。」と。

私もそうしようかな…と思っていました。

でも。これって、2年の場合と再発率はどうなのか確認してません。

小田原の先生にはこう言われました。

「エビデンスがない、といった場合には、可能性があっても研究がされていないという場合もあれば、現在結果待ちという場合もあります。それらを全て切り捨てて、確実にエビデンスが揃ったものしか使わないというのは、患者さんの利益を損なうのじゃないでしょうか。」

こうも言われました。

「アメリカと日本では標準治療自体も大きな差があるんです。標準治療だけでなく、最先端の情報も知って使えたら、その方が武器になります。」

また、データの切り取りかたでも違ってきますね。2年と3年で「生存率に差がない」というのは、何年後の時点での話しでしょうか。

再発率が違えば、例えば追跡期間が長くなれば、差が出てくるかもしれません。

また、ホルモン受容性の前立腺ガンのばあい、ホルモン剤に耐性ができてくるので、休薬すると効果が復活することが分かっているそうです。

ホルモン受容性の乳がんの場合も同じ効果があるかもしれない…ということでした。

ま、エビデンスはありませんが。

例えば、HER2陽性乳がんの場合、現在ハーセプチンは抗がん剤との併用が原則ですが、タイケルブとの併用が研究されていて、高い寛解率が出ているようです。

標準治療になるのはまだ先でしょうけれど、ひと足先に取り入れている先生もいらっしゃいます。

とりあえず、リュープリンは主治医がOKだったら、半年お休みしようと思います。

腫瘍マーカーをみながら。

アドバイス

今日は千葉ポートクリニックにゾメタの投与に行ってきました。

ゾメタも再発抑制効果はどうなの?という感じなんですが、「閉経後には効果アリ」「ホルモン陽性には効果アリ」ということなので、とりあえず継続しています。

「化学的な閉経」はどうなんでしょう?

あとはトリプルネガティブで治療中の友人のことを相談したり…。

彼女は千葉ポートクリニックで(治療は他です)抗がん剤感受性試験を受けたら、プラチナ製剤は効かないことが分かりました。

珍しいパターンのようです。

が、他の抗がん剤が反応がいいことが分かり、そちらで治療中です。

今後の治療についても相談してみました。

リュープリンを2年にするか、3年にするか…

「2年終わった時点で女性ホルモンを計って決める!」

という簡潔でごもっとも!なアドバイスを頂きました!!

いろいろな先生に相談して、最終的に自分で決める…が私のスタンスです。

ところで、昨日今日、いつもよりアクセスが多いのですが、

ほとんどが、「田中好子 主治医」の検索。

乳がんの患者さんが調べてるんでしょうか。

たまたま22日のブログに「主治医と田中好子さんの話題に」という記述があるので、

ひっかかるらしいのです。

スミマセン、期待外れで…

画像は千葉ポートの帰りに南船橋のIKEAに寄ったとき、駅からみた夕焼け。

トレミフェン

千葉ポートクリニックの今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」にアップされた新しい内容です。

タモキシフェン(ノルバデックス)の感受性試験、CYP2D6検査で低活性型と診断された場合、かわりにトレミフェンの使用が保険で認可されたということです。

今までは認可されてはいなかったものの「黙認」されていた模様。

異例の認可だそうです。

これって、CYP2D6の型によってはタモキシフェンは効かないよ、というのを認めたに近いのでは??

でも、やっぱりCYP2D6検査はいままでどうり保険きかないの??

なんか矛盾を感じるのは私だけ?

今村先生の所で検査を受けた60名のうち、低活性型と判断されたのは16.7%だそうです。

約1/6ということで、この数字を多いととらえるか少ないととらえるかは主観の問題ですが、低活性型と高活性型で再発率が大きく変わっているので、やっぱり調べてもらった方が安心かな…と。

タモキシフェンとは作用機序が違うトレミフェンに替えてもらえば、いいわけですし。

効かないかもしれない薬を何年も飲み続けるというのも、心理的によくなさそうです。

保険認可されたこの機会に主治医に相談してみてはどうでしょう?

秋の気配

先日の台風以来、急に秋の気配です。

朝晩は涼しくなりましたし、心なしか日中も風がさわやかな気がします。

真夏はお散歩をしていても、あまり花もなく、緑ばかりなのですが、秋の彩りがあちらこちらに見られるようになりました。

ヨウシュヤマゴボウ、くり、ブドウ…。

ブドウは近所の民宿のブドウ棚にたわわに実ったもの。

味はどうなんだろう…。

やっぱり甘く作るのは難しいのでしょうね。

この民宿はお部屋などは本当に素っ気ないのですが、大広間からの眺めが素晴らしいのです。

(町の寄り合いで行ったことがアリ)

これだけ近いと泊まりに行く事はないと思いますが。

ところで、散歩、ヨガ(たまにピラティス)と、けっこう運動はしているのですが、どんどん体重が増えています。

手術後11ヶ月ですが、3キロ近く増えました。

もともと体重はほとんど増減しない体質だったので、急に体が重くなった感じがします。

とうとうはけるパンツ(ズボンのこと!)がなくなってきました。

ホルモン療法の影響だというのは分かるし、命との天秤にはかけられないけれど、参りました。

運動もしているし、食べる量も以前よりへっているのになあ。

もっと運動しないといけないのかしら??

食欲の秋、要注意。

でも、チョン・ダヨンさん(モムチャンダイエットの)みたいになりた〜い!!

CYP2D6検査の結果

7月7日に千葉ポートメディカルクリニックで受けたタモキシフェンの検査の結果が、昨日、郵送されてきました。

外部に出しているので、2週間〜かかるようです。

これはタモキシフェンを代謝する酵素をつくる遺伝子の型を調べて、きちんと代謝できて、奏功する状態にすることができるかどうか、を調べる検査です。

低活性型(日本人は17%)だとタモキシフェンは奏功せず、再発率が有意に高くなることが分かっているそうです。

詳細は千葉ポートメディカルクリニック、今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」をご覧下さい。

低活性型の場合は、他の代謝酵素で代謝される薬に変更する…などの代替案が提案されています。

タモキシフェンによる治療は数年単位で続けられるものなので、杞憂は払拭しておきたいところです。

費用は保険がきかないので4万5千円なり。

これを高いと考えるか、妥当と考えるかは価値観によるでしょう。

主治医の方針もからんできますね。

切り出す時は、勇気がいるかもしれません。

結果を今や遅し、と待ち構えていましたが、いざ、ポストにみつけたときは緊張が一気に頂点に。

見たいような、見たくないような。

でも、低活性とでたら薬を変更すればいいので、過度に恐れなくてもいいことなのでしょう。

逆に、受けるなら早いほうがいいですよね。

結果は、「奏功するタイプ」の判定でした。

今日は大学病院のクリニックの診察の日だったので、今回はタモキシフェンは3ヶ月分処方してもらいました。

検査結果を待つ間は1ヶ月分で処方してもらっていました。

無駄になってしまいますからね…。

追記

この検査に関しては,2010年のサンアントニオ乳がんシンポジウムで,

閉経前乳がんに対するタモキシフェンの、遺伝子多型に寄る効果の差は予測できないという報告があったようです。

予測可とする結果と相反しますね…

今後の動向が注目されます。

異端?

今日は大塚の病院で、月に一度の血液検査のための採血でした。

腫瘍マーカーCEAが下がって基準値以下になり、ここのところU先生との会話も、淡々としたものになっています。

「体重が順調〜に増加してます。」

「ホルモン治療してるからね…。代謝は落ちます。でも、脂肪が増えると再発リスクが上がるという報告もあるのでね…。」

治療の影響で体重増えやすくなってるのに、脂肪がリスク因子だなんて〜!

食べる量も以前より減ってるし、運動だってしてるのにいいい!

これ以上、どうしたらいいんでしょう??もっと運動しなきゃならないのかしら?

「炎天下での運動は気をつけてね。危ないから…」

と、お気遣いいただきました。

そういえば、CYP2D6の検査の結果、まだかな〜と思い、久しぶりに今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」をのぞきました。

別に検査の結果がみられるわけじゃなんですけどね。

「治療の情報」の乳がんの項に新しい情報がアップされていました。

トリプルネガティブ乳がんの治療に関する内容です。

今村先生は、ホルモン感受性陰性、HER2陰性という条件でひとくくりにされてしまっているトリプルネガティブについて、この本来は雑多なはずのがんを抱えた患者さん達を、ひとくくりにして標準治療を施す危険性について述べられています。

この辺の考え方は、U先生の治療と通じるものがありますね。

特にこれから治療を受ける方達は、一読の価値があると思います。

また、再発した場合の治療について考えている方も。

抗がん剤で受けるダメージは不可逆で、慎重に受けないと、かえって寿命を縮めることになると思うのです。

それにしても、今村先生のサイトにもありましたが、U先生や今村先生のような治療は「異端」扱いなんですね。

マスのデータで決められた標準治療以外を認めないのは医者だけじゃなく、患者会なども同じらしく、こういった話題はタブーのようです。

私も、大学病院で主治医に今村先生のところで受けている治療の許可や判断をあおぐときは、慎重に切り出します。

主治医は柔軟性のある方なので、ご自分が論文を読んでいてある程度のエビデンスが出ている治療に関してはGOサインを出してくれますし、そうでない治療には待ったをかけてくれます。

大学病院の方がその辺はがんセンターよりゆるいらしく、がんセンターでは他所で治療を受けるのは御法度のようです。

でもU先生のところでマーカー計ってもらってることや、CTを受けていることは主治医のは内緒にしています。

再発の発見に対しての方針が、U先生と標準治療を採用する大学病院では全く違うからです。

あと、自分は大学病院の患者会などには参加しない方がいいかな…と思っています。

余計なことを言って、患者さん達を混乱させてもいけないかな、と。

ただ、保険適用になる治療というのは、限界があるとは思います。

また「標準治療」の本当の意味するところ。

一人一人にあった治療をしようとするU先生や今村先生が「異端」視される世の中って、不思議です。

髪がのびない!!

さて、もう7月の下旬になろうとしています。

最後の抗がん剤を受けたのが9月8日だったので、10ヶ月がすぎたわけです。

この時点では、今頃はショートカットでウィッグとおさらばできてるかな〜と思っていました。

が、実際はモンチッチ。

ウィッグのサロンのお姉さんが言っていたとおり、頭頂部と前髪がのびません。

3センチくらい。しかもウェーブがかかっているので、おでこがまるだし。

ホルモン療法してると、伸びが遅いそうです。

主治医は

「だ〜いじょぶ!生えて来るから!」

と、かるーく言ってましたが、よもやこんなにゆっくりペースとは。

あと、少なくとも半年はウィッグのお世話になりそうです。

一応、いいウィッグ買ったのだけど、やっぱり日本の夏はしんどい…。蒸れます。

あれ〜、蒸れるのも頭皮に悪そう。

こうなると、もしや梅沢先生の低容量抗がん剤治療だったら、脱毛まぬがれたかも…と思ってしまいます。

やっぱり女性には大きなポイントですからね…。

写真は散歩道に生えていたキノコ!

妖精が出てきそうな小道なんです。

キノコの形がアポロチョコみたい。

治療相談のHP

今日は大学病院の付属クリニックでハーセプチンを打ってきました。

これで1年のノルマは終了。

次回からは任意の2年目に入ります。

なんといってもハイリスクグループなので…。

さて、今日は若い先生にあたりました。

またしても主治医にはあたらず。

看護婦さんは「彦星になっちゃいますね…。」なんて言ってました。

ほんとに一年に一回になりかねないな〜。転移の検査のとき。

今日の担当の先生にゾラデックスからリュープリンに試しに替えてみたことを話すと、

「今の時点で副作用が大きく出てないなら、3ヶ月分をまとめて打っても大丈夫だとは思いますが…。基本的に化学的な構造はゾラとリュープリンで同じなので、効果も同じとされているのですが、検証する報告はゾラのほうがいっぱい出されてるんです。でも、痛いのがいやだ、というんであれば、リュープリンでもいいんじゃないですか。」

とのことでした。

ゾラの方がデータがいっぱいあるんですね。

待合室に置かれていた本が視点が面白く、読みふけってしまいました。

「乳がん 私の場合」

という本です。神奈川乳癌治療研究会 から出された本です。

(流通ルートにはのってないかもしれません。アマゾンでは中古に高値がついていました。研究会のHPで注文すると1000円)

同研究会は神奈川県の乳腺専門医で構成されていて、HP上で相談を受け付けていています。その内容をQ&A方式でまとめたものです。

色々なステージ・状況、多様ながんの種類の患者さんの質問がとてもたくさん掲載されています。

情報量がとても多くて、全部が自分にあてはまるわけではないのですが、自分に近い症例もかならずあって、読んでいると参考になります。

こんな親切なHPがあったんだ〜、とのぞいてみました。

検査をうけるべきかどうかの悩み相談、診断についての解説、手術・治療についてのアドバイス等をを、専門医が持ち回りで行っています。

過去のQ&Aを読んでいるだけで読み応えアリ。

みなさん、病理レポートの解説や、ご自分の病状から再発率を割り出してもらったりしています。

私の主治医も解答していました。

かなり専門的につっこんだ質問にも答えられているので、悩みや疑問がある方は利用されてみてはどうでしょう…

もちろんネットでのやりとりでは、ご自分の主治医以上に状況は把握できませんから、一般論や指針にのとった解答ということにはなると思いますが、セカンドオピニオンや主治医に質問・依頼するときのてがかりにはなるのではないでしょうか。

主治医には聞きづらい…でもセカンドオピニオンをもらいにいくほどでもない…そんな時に。

http://www.kbcts.gr.jp/Pt/soudan.html

海にかかる虹

twitterでもアップしましたが、夕方、おおき〜な虹が海にかかっていました。

太陽が箱根方面に沈む直前だったので、こんな大きさになったようです。

一瞬、3重になりました。

湯河原から見て東、湘南方面に海にかかる虹。

またしてもいいことありそうな

今日は模様がえもしました。

客間にしていた和室を自分の

部屋にしました。

主婦でも欲しい!自分の部屋。

これで落ち着いて絵を描いたり、石を彫ったりできそうです。

さっそくiPhone用のスピーカーでも買ってこよう。

さて、先日のゾラデックスとリュープリンの件ですが、リュープリンを打ったあとは、ちょっと膨らんでいるような気がします。

それにちょっとカユい。

ゾラに比べてちょっと気になるかな…。

慣れの問題かもしれません。

ゾラデックスとリュープリン

今日は1ヶ月に一度のゾラデックスを注射する日で、大学病院の付属クリニックに行ってきました。

前回、今日の外来担当は主治医の先生だと聞いていたので、楽しみに(?)していましたが、予定変更でいらっしゃいませんでした。

まあ、よくあることなのですが…。

乳腺外科には十数人の先生がいて、大学病院とクリニックを行ったりきたり、手術やその他のお仕事もあって…と、多忙を極めています。

年間で400例以上の手術の症例となると、医師の目は抗がん剤治療中の患者さん、手術の前後の患者さんに重点がおかれ、私のような経過観察の患者はルーティーンワークのような…。

大学病院で、しかも部長に主治医をお願いしたんだから、このくらいはしょうがない…とは思うのですが、毎回違う医師の診察となると、信頼関係は育ちにくいですね。

ただ、色々な先生にあたっていると、いいこともあります。

先生によって考え方も色々なので、例えば新しい治療のことや薬についても、色々な考えを伺うことができます。

私はゾラデックスの注射が大の苦手です。

ゾラデックスはエストロゲンの分泌を抑えるアゴニスト製剤といわれる薬で、太〜い針の注射で「バッチン!」とお腹の脂肪にカプセルのようなものを埋め込むのですが、

とっても痛いのです。

毎回大騒ぎ。今日も「いやだ〜」とかなんとか言っていたら、今日の担当の女医さんが

「あれ?ゾラなんだ。リュープリンの話は聞いたことある?」

と。リュープリンはゾラと同じアゴニスト製剤で効果はほぼ同じ。ただし、液体に粉末を溶かしてお腹に注射するので、針が細く(!)、3ヶ月ぶんまとめて打てるうです。

しかも3ヶ月分をまとめて打った場合、割安になり、年間で7万円前後ゾラデックスより安いということです。(体重で変わってくると思いますが。)

「えー?!聞いてませーん。」

先生によって好み(?)があるらしく、液体だと注射器の中に残ってしまう可能性があって、投与量を厳密にしたい先生はゾラデックスを使う…ということもあるそうです。

主治医の先生も使っていいと言うでしょう、ということで、試しに今日はリュープリンの1ヶ月分で打ってみました。

打つ位置はゾラと同じでおへその下の脂肪。

痛みは…やっぱり針が細い分、リュープリンの方が痛くないかな…。

ゾラは打ったあとも痛々しいんですよね…血なんかにじんじゃって。

ただし当然、液体を注入する時間というのが、カプセルをバチン!のゾラよりは長いです。

でも、3ヶ月に1回でいいなら、多少長くてもリュープリンの方がいいなあ〜。

3ヶ月分になっても、溶かす液体の量は変わらないので、注射の時間が長くなるということはないそうです。

注射ぎらいなので、そんな細かい所まで確認したりして。

しかも年間でン万円も違ってくるなんて大きいですね。

アゴニスト製剤を使っている人のなかでは、リュープリンを使っている人の方が多いそうです。

毎回同じ先生に診てもらっていたら、こーんなに注射の度に大騒ぎしてたら、とっくに

「この人はリュープリン向きだな。」

と、思ったんじゃないでしょうか。

しかし、大学病院は先生達もお忙しいのでサバサバしてて、やっぱり時々、こちらの気持ちとギャップを感じることがあります。

患者さん本人もサバサバして、「転移も運だから〜」って、割り切れる人ならいいと思うのだけど、私はそうではないので、他の病院の先生にもサポートしてもらって、助かっているなあと改めて思いました。

追記 この後の診察で聞いたのですが、ゾラデックスの方が論文がたくさん出ているそうです。ゾラデックスを勧める理由はそこにもあるのでしょう。


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