さっぱり分からん

今日は小田原のK医院で2週に一度のエルシトニン。

いつものことながら、色々と質問させて頂いた。

2年目に入っているハーセプチンだが、ここらでちょっと休薬したいのだが、どのくらいならいいか?

との質問には

ハーセプチンはできる限り継続した方がいいが、休薬するなら3ヶ月まで。

というお答えでした。ちょっと家計がピンチなので、体を休めるのと、薬を休むことによって効果がリフレッシュするのではないかとの期待をこめて、しばらく休薬したいと思った次第です。

一時休んで再開するのは問題ないそうです。

それにしても毎月3万いくらかかるのを、いつまで続けたらいいんでしょう??

あとは抗がん剤感受性試験の信憑性というか、信頼度について。

知人が検討中で、その結果によって治療方針を決めて欲しいと主治医に交渉している最中なので。

感受性試験の結果は絶対ではないけれど、「効かない抗がん剤」はあぶり出すことができるので、不必要な薬を体に入れるリスクは回避できる…とのことでした

手術が先だった場合は、抗がん剤の効果は実際には分かりませんから、この試験で効かない抗がん剤をはじくのは理にかなっていますよね。

保険適用になっていませんから、高額ですけれど。

そして、義父の転院先まで相談にのって頂いてしまいました。

介護関係の病院の制度が全く分からず、右往左往しています。

こういった病院にも色々な種類があって、受け入れられる患者さんも違うのですね…

金額の体系も複雑です。

また、転院するまでの手続きも煩雑…。

がんワールドも複雑怪奇ですが、介護ワールドもさっぱり分かりません。

パパディナー

ここのところ病院続きです。

木曜は大学病院のクリニックでハーセプチン。

今日は月イチの腫瘍マーカー検査で大塚。

前回のマーカーが若干上昇傾向なのが気がかりなところ。

ハーセプチンは希望で2年目に入りましたが、今回の担当の先生曰く

「ハーセプチンは今後、投与期間が延びて行く方向ですね。」

と、おっしゃっていました。

ハーセプチンを再発予防に2年打った場合の試験の結果が発表されたのかもしれませんね。

以前に結果まちと言ってましたから。

お財布にはしんどいけど、ハーセプチンはやはり強力な武器です。

画像は今日の御夕飯です。

病院の日は、ダンナさんが作ってくれます。

今日のメニューは

・夏野菜の揚げ浸し

・海藻とじゃこのサラダ

・ざる豆腐の豆乳かけ(薬味と岩塩で)

・梅ごはん

・根菜のみそ汁

最近は暑くて凝った料理を作る気にならず、簡単なモノばっかりだったので、手の混んだ料理、感謝感激。

野菜いっぱいの献立です。

いつもありがとう。

タイケルブ?

気の引き締まる情報…と昨日書きましたが、今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」からです。

6月8日にアップされた内容で、

「HER2陽性で、再発予防にハーセプチンを受けた方で希望者にタイケルブを投与します」

というものです。要約すると、

ハーセプチンはHER2陽性といっても、エフェクター細胞の受容体のサブタイプや遺伝子多型によって、高奏功型、中奏功型、低奏功型の人に分かれるそうです。

つまり、陽性と出ても効かない、効きにくい人が3割程度存在するということに。

ただし、それに対する検査が日本では普及していないので、調べることができないそうです。

そこで、ハーセプチンが効かない場合に対応するために、タイケルブを再発転移の予防に打っておくという提案です。

タイケルブはハーセプチンと同じ分子標的剤で、ハーセプチンが耐性となった転移性乳がんに使用されますが、ハーセプチンとは違って脳関門を通ることができるので、脳転移の予防にも効果が期待できます。

今のところ(再発予防のエビデンスも出ていないでしょうから)、予防に保険はききません。

今村先生の千葉ポートクリニックでは、これを保険の費用のみで投与するそうです。

ゾメタと同じで臨床試験扱いにするのかもしれません。

ハーセプチンは再発転移の予防に打つ場合は標準1年で、私も7月で1年です。

検査をしてくださっている大塚のU先生の勧めもあって、ハーセプチンを2年目以降も続けてもらうつもりで、大学病院にもお願いしていました。

でも、「効かない体質」だったとしたら高額なこの薬を延々打ってもムダになってしまいます。

知らなかった…ハーセプチンもノルバデックス(タモキシフェン)と同じで効かない体質の人がいるなんて。

ホルモン陽性でもタモキシフェンを代謝する酵素の型によっては、代謝できず、効かないそうです。

タモキシフェンの場合はCYP2D6の検査で効く体質かどうかは調べられますが(保険適応外、ポートクリニックで受けられます)、調べることのできないハーセプチンを使い続けるよりは、リスクを分散するためにタイケルブにきり変えるというのは、理にかなっていますね。

そこで問題になるのが費用。

分子標的剤は高額で、例えばハーセプチンは、私の場合1回4万円。これは保険がきいての金額だから、自費だとその3倍以上、13万円くらいです。

タイケルブを自費でうったとしたら、やはりそのくらいの金額になるのでしょう。

今村先生のような配慮がなかったら、なかなか打てるものではないと思います。

もともと、もう1年ハーセプチンと思っていたので、ぜひタイケルブにトライしたいところです。

問題は大学病院の主治医がなんというかですね〜。

CYP2D6検査はOKでしたけど。タイケルブとなると…。

副作用についても、こんどポートクリニックにゾメタを受けに行くときに、聞いてみようと思います。

このタイケルブの件に関しては、投与対象の条件が挙げられていますので、興味のある方は、今村先生のサイトを確認してみてください。

その後、検討した結果、タイケルブは見送ることにしました。

詳しくは6月21日の「タイケルブ?やっぱりハーセプチン」をご覧ください。

ハーセプチンを2年

今日は大学病院の付属クリニックでゾラデックスを打ちました。

勘違いしていて、今日はハーセプチンもあるものだと思っていたら、2週間後でした。

ゾラデックスが4週に一度、ハーセプチンが3週に一度なので、なんだかんだで、けっこう病院にくるはめになっています。

ハーセプチンをもう一年続けてもらう予定なので、2年目からは4週に一度にして、ゾラと一緒にしてもらおうと思っています。

ハーセプチンを再発の予防で2年打った場合の試験、というのがあるらしいのですが、まだ結果が発表されていないらしいです。

でも、まあ、1年より結果が悪くなるということは考えにくいですよね。

2年目以降のエビデンスがないので、標準的には1年なのだと思います。

保険的には、再発予防に打つ場合には期間の限定とかはないそうです。

2年目以降も保険で打ちます。

もしかしたら、2年やっても生存率には影響ない可能性もあります。

分子標的剤の体への影響、というのがよく分かりませんが、今のところハーセプチンの副作用というのを感じないので、もう一年やってみようと思いました。

これは免疫細胞療法のS先生、転移の検査をして下さっているU先生のアドバイスでもあります。

できる限りハーセプチンを続けた方がいいと。

大学病院では標準の一年の予定だったのですが、お願いしたところ、

「一年のエビデンスしかないけど、費用的に問題ないんだったらやってもいいですよ。」

ということになりました。

もちろん費用の問題は大きいですね。

ずっと続けたいのはやまやまですが、3年目以降をどうするかは、追々考えたいと思います。

この一年点滴三昧だったので、看護婦さんに

「ずいぶん血管に針を刺しづらくなってきたわね〜。あんなにモリモリだったのに。」

と、言われてしまいました。

薬剤やら針やらのダメージで、細くなっていくんだとか…。

そういうのを聞くと、いくら副作用の少ないハーセプチンといえども、あまり長期間打たない方がいいんだろうな〜とは思います。

でも、命との天秤となると、話は変わってきますね。

写真はみかん畑の隅に咲いたアマリリス。

カサブランカみたいに大きな花で、この辺ではよく植えられています。

すごい迫力です。

青空と山をバックにすると、

「ここはどこ〜?」

って、言いたくなります。

ここまでは6月4日にアップしましたが、その後、状況に変化が。

再発予防にゾメタを受けている千葉ポートクリニックでは、再発予防にハーセプチンを受けた人で希望する人に、タイケルブを追加投与することを提案し始めました。(6月8日)

HER2陽性でもハーセプチンがきかないタイプの人がいる、というのがその理由です。そういう体質の人はだらだらハーセプチンを続けてもお金のムダです。

詳しくは6月15日「タイケルブ?」をご覧ください。

頭皮マッサージ

今日はハーセプチンを打ちに、大学病院の付属クリニックに行ってきました。

看護婦さんと世間話をしている間にあっという間に終了。

ここのクリニックは乳がんの患者さん専門なのだけど、まるでホテルのエステルームのようなきれいさ快適さ。

抗がん剤治療の患者さんが集中する曜日を外しているので、いつも私一人。ぜ〜たく。

大学病院はいろいろながんの患者さんでいつもいっぱいで、点滴を打つのにも1時間待ち…なんてことも(診察は3時間待ちで)。

それを思うと、ありがたや、ありがたや。

帰りにウィッグのお手入れに行ってきました。

自毛のカットもしてもらい、前髪の伸びが遅い話しをすると、

「ホルモン療法をしていると、どうしても遅くなります。」

とのこと。育毛剤で頭皮マッサージをしてあげると、伸びが断然違ってくるそうです。

頭皮をもみこむようにするといいそうです。

サロンの育毛剤は高かったので、アスカで探してみようと思います。

手入れ関係を手抜きも甚だしかったので、まつげの育毛剤(リバイタラッシュ)とあわせて、手をかけてあげようかな…。

写真はきいちごです。

道ばたにいっぱい実がなっています。

これを、猿や子供たちと競争するようにして、取ります。

いっぱいとれたら、ニューサマーオレンジをしぼってジャムにします。

髪が伸びてきたけれど

午前中、天気がよかったので、今日も散歩にでかけました。

みかん畑の農道や林道を山に向かってガシガシと歩いていきます。

去年の抗がん剤治療中も、前半はわりと元気だったので、よく歩いていました。

湯河原の山の花に、ずいぶん癒された覚えがあります。

今日も花やら木いちごの写真もとったけど、上の写真は初めてみる虫。

茶色と白のツートンカラーがおしゃれで、全体にメタリック調に光っていて、宝石みたいでした。

ブローチにしたいくらいです。

山道を歩いたら、汗ばんできました。

そうなんですね〜、ウィッグには厳しい季節になってきました。

抗がん剤終了から8ヶ月近く経った今、髪の毛はだいぶのびてきています。

でも、全体が均一にのびてはいないんです。

襟足と耳の周りは伸びが早いのだけれど、前髪はさっぱり…。

おまけにウェーブがかかっていて、例えるなら「モンチッチ」。

ちょーっとアンバランスで不自然なので、まだウィッグは外せていません。

むりやりネットで押さえ込んでウィッグをかぶっていますが、持ち上がってしまい、襟足が浮き上がって、これも不自然。

なんか、アタマでっかい人になってます。

せっかく伸びた髪だけど、前髪が伸びるまでは全体をカットして、しのごうかと思います。

これは想像してなかったな〜。

前髪、けっこう時間かかりそうです。ハア〜。

明日は大学病院の付属クリニックでハーセプチンの日。

ついでにウィッグの手入れと、髪の毛のカットをウィッグサロンでしてこようと、思います。

朝日新聞の記事から

朝日新聞では「がん」の連載(週イチ?)があります。

今朝の記事は、がんの治療にかかるお金についてでした。

冒頭では転移性乳がんでハーセプチンを毎週投与されている人が、負担している治療費について取材されていました。

ハーセプチンは私も3週に1回投与されていますが、1回の自己負担額が4万8千円します。

月に2回になる月もあり、これを続けていくのは大変だと思いますが、再発させないためにもずっと打ち続けた方がいいと言われています。

記事のタイトルが「治療の進化で負担増す」。

ハーセプチンのような分子標的剤や、未承認の抗がん剤を使う場合は、本当に高額になります。

高額療養費制度といって、所得によって、自己負担額の上限というもの(それ以上を窓口で払った場合は、後で戻ってくる)も、ありますが、一般は8万円、高額所得者(標準報酬月額53万円)で14万8千円です。

つまり、だいたいの家庭では8万円までは負担しなければならないことになります。

住民税非課税の低所得者でも上限は3万5400円です。

上限額を同じ年に3回以上越えると、4回目からは上限額がぐっと下がります。

うまく負担を抑えるには、年収を抑えて、上限額を上回る月が3回でるように、投薬や検査を固めてもらう…

これができそうで、なかなかできません。だらだらと結構な金額を払っています。

本当に、がんになってみて、「こんなにお金がかかるものとは…!」と、初めて知りました。

金額が異常ですね。

他にも今日の記事では、末期がんからの生還者で、現在は患者さん向けの情報誌を編集、出版している杉浦貴之さんという方の紹介がありました。

現在38歳で、1999年に28歳で腎臓がんで余命半年から長くて2年と宣告されたそうです。

手術、抗がん剤治療のあと、末期がんからの生還者に取材をするうちに、患者さん向けの情報誌づくりを思いつき創刊とあります。

ホームページを見ると、穂高養生園、フィンドフォーン、マクロビオティックという言葉が並んでいました。

これを見て、この方が会いに行った「生還者」が分かってしまいました。

恐らく寺山心一翁さんだと思います。

寺山さんは、偶然ですが(他のかたの講演を聞きに行ったら、同じ日でした)、講演を聞いたことがあります。

やはり末期の腎臓がんで、肺転移もあって、病院で死を待つような(本人によると)状態だったのが、無理矢理病院を出て帰宅して、その後治癒してしまった…という経緯でした。

寺山さんが治っていく過程で体験されたことは、「不思議」の一言につきます。

アンドリュー・ワイル博士のベストセラー「癒す心、治る力 ー自発的治癒とはなにか」にも、「シン」という名前で、エピソードが紹介されています。

寺山さんの著書「がんが消えた  ーある自然治癒の記録ー」も、一読の価値はあると思います。

こんなひどい状態から生還して、今はこんなツヤツヤとお元気そうで!!と、勇気をもらえます。

病院を出てから寺山さんの実行されたことは、

朝、太陽に向かって瞑想

毎日銭湯にゆっくり入って体を温める

マクロビオティック食

若い頃習っていたチェロを、もう一度弾く

穂高養生園で月に何日かを過ごす

イギリスのスピリチュアルな聖地、フィンドフォーンを訪れる

等々です。

「自然治癒」というのは、確かにあるようですが、一種の奇跡のようなものなのでしょう。

それに賭けて西洋医学を捨ててしまうのも、危険で勇気のいる賭けだと思います。

そして、ワイル博士が書いていますが、腎臓がんというのは自然治癒が(他のがんより)おきる頻度がやや高く、寺山さんにしても杉浦さんにしても手術、抗がん剤は(途中放棄にせよ)受けているという事実もあります。

ゲルソン療法をすすめる星野医師さえも、三大療法は受けているのです…。

ただ、寺山さん杉浦さんのように病気をきっかけに、仕事一辺倒だった生活を振り返り、本当はどう生きていきたいのか、というのを見つめることは、大事なことだと思います。

「がん」というと食事療法ばかりが取りざたされますが、生き方を変えると、自ずと食生活も変わるのではないかと…。

ストレスから高カロリーなものを食べてしまう、というのはよくありますよね。

免疫細胞療法4回目

今日は小田原のK医院で免疫細胞療法の4回目だった。

担当のS先生はほんとーーによく話を聞いて下さる。

大学病院での検査や病理の結果についての疑問や、再発した場合にどうしたらいいか、メンタルな問題、子供への接し方…。

毎回30分くらいは、いろいろと相談にのってもらう。

免疫細胞療法は高額(1クール120万)だからか??と、すっかり1年間のがん患者生活で疑り深くなっているが、そうではないと思う。

K医院は表の顔(?)は普通の内科皮膚科で、どこにでもある町の診療所といった趣きだ。

別部門で免疫細胞療法を行っている。

「こうやって相談にのってもらえると、安心します。大学病院の先生方は、とにかくお忙しそうで、最低限のことしか聞ける雰囲気じゃないんです。」

「ぼくはひまそうってこと??ぼくは町医者ですからね〜。不安になったらいつでも電話してください。」

と、S先生は言う。たまたまS先生と大学病院の乳腺外科の教授(主治医ではない)が親しいので、いろいろな面で安心している。

S先生は私に、大学病院に通院しながら、U医師のところでの1ヶ月に1回の血液検査でマーカーの動向をみることと、3ヶ月に1回のCTをとることを勧めている。

マーカーというのは、数値が問題なのではなく(個人差や体調があるから)、上がり下がりの継続した傾向が重要らしい。

傾向をつかむには、ある程度継続して計らなければ分からない。

CTなど一年に1回という検査の頻度は、ガイドラインの指導でそうなっているかららしい。

考えてみたら、毎年増え続ける術後のがん患者さん全員の検査を、頻回にするというのは、病院の施設上も無理があるだろう。(これは想像です)

深読みすれば、お国のフトコロ事情とも関係がありそう…。(これも想像です)

今後はハーセプチンをもう一年(もっとかも)続けることも薦められている。幸い、ハーセプチンの副作用は全く感じない。

ハーセプチンは、2年目からは、今投与されている標準量でなくてもいいと思うと。

ハーセプチンは1回4万かかり高額だし、3週に一回だと、8万かかる月もあるので、

大学病院に頼んで、これはゾラデックスと一緒に月1回にしてもらおうと思っている。

あと、転移予防にゾメタを受けている話をすると、

「ぼくは骨転移の予防には、ビタミンD3が効くと思ってる。エビデンスはないけどね。」

と、いうことで、しばらくはリンパ球をうちにきた時にD3も注射することになった。

腰骨のところに筋肉注射だ。

私は異常なほどの注射ぎらいなので、点滴でもおおさわぎしてしまう。

ほんっとに大っきらい。

毎回、狂犬病の注射を打ちにきた犬か、子供のようにわめいてしまう。

今日も、腰にされるときに恐怖のあまり動いてしまい、看護婦さんに「めっ!」とされてしまった。実際にはあまり痛くなかった。

ゾラデックスの比じゃありません。

よく、帝王切開のときの、脊椎の麻酔の注射ができたもんだ、と自分で思う。(動いて、3回、やり直しになったけど。)

あ〜、それなのに、また1本注射が増えてしまった。

治療や検査って、注射じゃないものの方が少ない!

今のところ、飲み薬は、ホルモン治療のタモキシフェンぐらい。ぐし。

自分で選んだこととはいえ、注射三昧でストレスがたまってきた。

いや!やるだけやると決めたんぢゃないかーー!

しかし、そろそろ免疫細胞療法の2クール目を受けるかを、決めなくてはならない。

2クール目は2週に1回ペースで8回。100万円(ちょっとお得に?…)。

100万円っていうのも悩むけど、さらに4ヶ月注射三昧がのびると思うと、ちょっと憂鬱。

ところで、今村先生の「あきらめないがん患者の診察室」のHPで、新しい情報がUPされていました。

ゾメタの転移予防効果はホルモン陽性乳ガンでは報告がありましたが、陽性以外でも腫瘍縮小効果が示されたそうです。

これを受けて、今村先生のサイトでは、ゾメタの投与を希望される患者さんを募集されています。

費用も、保険外の費用負担を免除するよう、配慮されているようです。

AZURE試験、ノルバディス社の発表というのが、背景にありますが、今村先生のサイトだと、どの程度の規模の試験か分からなかったので、興味のある方は、調べてみられたらいいのでは…。

カード払いにしてマイルをためてれば…

小学校は明日まで春休み。今日はムスメと買い物にでかけ、疲れてしまいました。

ここのところディープな話題が続いてしまったので、今日は軽めな話題を…

最近になって「しまった〜!」と思っていることがある。

治療費をカード払いにしておけばよかった!

と、今年になって、気がついたのだ。

がんの治療をして、驚くのがその薬剤費の高さ。

患者の対表面積で投薬量は決まってくるが、CEFをしていたときは1回2万円くらい。ハーセプチンは1回4万円なので、両方をうっていたときは、1回の支払いが7万円近かった…。

ゾラデックスは1回1万円。

ハーセプチンは3週間に1回なので、月によっては2回うつこともある。

これは、国保の3割負担での金額。抗がん剤も、もっともっと高いものもあるようだ。

他の部位のがん患者さんで月に15万とか払っている人もいると、ソーシャルワーカーが言っていた。

もっとも、所得によって上限というのがあり、その上限を3回越えると、今度は上限がぐっと下がるようになっている。

しかし、その上限を3回越えるというのが、なかなか行かない。

悲しいことに、上限に近い金額をだらだらと払い続けるはめになってしまっている。

私の通っている大学病院と併設のクリニックでは、カードでの決済ができる。

他の病院のことは分からないけれど、大きい所はできるのではないだろうか。

去年の3月からの検査や治療をぜーんぶカード払いにしていたら、けっこうな金額になっているはず。

検査だって、CTやMRIは1回一万円かかるし。

そうそう入院費は20万くらい払ったはず。

あ〜〜〜!マイルがどれだけためられたことか。

今年に入ってあわてて、JALカードの家族カードを申請して、おそまきながら、全てカード払いにしています。

沖縄一人ぶんくらいには、なるかなあ。

しかし、抗がん剤や分子標的剤の値段の高さには、たまげる。

ハーセプチン、3割負担で4万円、ってことは元値は13万くらいってことになる。

抗がん剤だって、安めなCEFだって、元値は7万くらいに。

日本人の3人に一人はがんで死ぬ時代。このバカ高い薬を、ものすごい数の人がばかすか打たれているということだ。

これらの薬で、病院のもうけはない。

ほとんどが海外の製薬会社に流れて行く。

最近は分子標的剤がどんどん開発されている。

分子標的剤は副作用も少なくて、患者としては有り難いことのだけど、1発、十ン万から二十万というのは、フツーの金銭感覚では理解できない。

それだけ開発費がかかっているということなんでしょうけれど…。

当然、そのツケは保険料の負担増という形ではねかえってくることになる。

しかし、がんの世界は値段のケタが違うような気がする。

色々な代替療法だって、とても高額だ。

ビタミンCの点滴療法だって、1クール100万くらいかかりそうだし(投与されるビタミンCの量によるらしい)、免疫細胞療法だって1クール120万〜130万だ。

分子整合医学に基づいたサプリメント療法、というのにも行ってみたが、3ヶ月分と初診料で30万以上かかった(この話はこんど…)。

素人には、なんでそんな値段になるのか、さっぱり分からない。

がん患者のお財布はねらわれているとしか、思えない。

せめて、カードで払って、マイルをためて溜飲をさげたいと、思います。

温度差

昨日は東京のU医師のクリニックで、CT、エコーと診察を受け、今日は大学病院でハーセプチンの投与だった。

U医師のクリニックでは、今後毎月の血液検査と3ヶ月ごとのCTで、転移がないか見張るつもり。

とりあえず、今回はエコー、CTともに大丈夫そう。

ここで、2月の大学病院での血液検査の腫瘍マーカーCEAの数値が気になっていたので、U医師に質問。

一年前0.5以下、昨年9月0.6ときて、この2月に5.0になっている。

参考値は4.3となっているけど、これって、マーカーが上がってきてるってことなのか??

大学病院の主治医は全く話題にもしてなかったけど…。

U医師は腫瘍の動向にマーカーは絶対ではないが、とても重要な情報と位置づけているようなので、

「んんん!これは〜…。風邪なんかひいても上がっちゃうけど、継続して見ておいた方がいいね。5が8、10、15って上がってきたら、何か潜んでるかもしれないからPETした方がいい。明日、大学病院行くなら、そっちでも血液検査しといてもらった方がいいよ。」

そのあと、話題は治療に関する価値観の違いに。

標準治療やそれを前提とした検査のペースで、何も感じない楽観的な人もいれば、「一年に一回の検査じゃ歯医者の検診以下じゃん!」って思う私のような人間もいるわけで、どっちが正しいってことではなくて、価値観というか生への執着の違いですよね、というようなことを言うと、

「でもね、命の問題だからね。ま、いいんじゃない、それでもいいっていう人は。」

U医師は大きな病院の標準治療を受けて、その後標準治療の適応外になり、

「もう、あなたにできる治療はありません。」

と言われてしまった人たちの、その後の治療をしている。とはいっても、標準以外の容量の抗がん剤治療で延命も望める。

できることは本当は無くはないのだ。

その後、自分が研修医時代に当直しているときに、助けた自殺未遂の患者が、その後すぐに焼身自殺をしたことを話した。

だからU医師は、患者の生きる意思を、あえて試すような聴き方を最初にする。

そして生への執着がある患者に真摯に答え続けている。

翌日の今日、大学病院の診察は主治医ではない医師だった。

腫瘍マーカーについて、「上がっていて気になる」ということをいうと、

「全然このくらい平気!!普通の範囲内よ。問題ナシ!」(女医さんです)

と、あっかるく言われた。

この医局の先生たちは、「大丈夫!」「ぜんっぜん問題ない!」

主治医にいたっては「楽勝!」が口ぐせのように出てくる。

「ほんとかな〜」と、思うのだけど、タフで楽観的な印象だ。

ま、そうでなければ年間4〜500件の乳がんの手術をさばいていけないのだろう。

年にそれだけ手術しているということは、術後に通院してきてる患者さんは(ホルモン治療だと5年くらいはかかる)数倍いるわけで、一人一人はン千分の一なわけだ。

大学病院にかかっていると、時々、先生達との間に温度差を感じてしまうのは、このせいだろう。

こっちは「なんで自分が?」とか、「死ぬんだろうか?」なんて哲学的なトコにまで落ち込んでいても、向こうにとっては患者はほぼ全員がんだから珍しくもないし、ン千分の一。

話をしていると、「がんって、そんなおおごとじゃないのか?」という気さえしてくる。

しかし、珍しくはないけど、死に至る病であることに間違いはない。

大学病院で治療を始めたころは、そのギャップに愕然としたものだ。

病院内にはがんの点滴を受ける人がうじゃうじゃいるし、特別扱いもされない。

なんかフツーの慢性病のような扱いだ。

そもそも大学病院は研究機関だから、そこはこっちも過度に先生達に期待してはいけないと思う。先生達は研究者なのだ。

ディープに到れり尽くせりで、かゆい所に手が届く診療をして欲しかったら、大学病院みたいな大きい所は向かない。

患者も色々だけど、医者や病院も色々だ。

大学病院はタフで楽観的な人(医師、患者ともに)向きだろう。

万が一、局所再発した場合には、手術に定評があるこの大学病院で受けたいので、ここには通い続けるつもりでいる。

タフで楽観的な主治医に励まされることも多い。

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