トレミフェン

千葉ポートクリニックの今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」にアップされた新しい内容です。

タモキシフェン(ノルバデックス)の感受性試験、CYP2D6検査で低活性型と診断された場合、かわりにトレミフェンの使用が保険で認可されたということです。

今までは認可されてはいなかったものの「黙認」されていた模様。

異例の認可だそうです。

これって、CYP2D6の型によってはタモキシフェンは効かないよ、というのを認めたに近いのでは??

でも、やっぱりCYP2D6検査はいままでどうり保険きかないの??

なんか矛盾を感じるのは私だけ?

今村先生の所で検査を受けた60名のうち、低活性型と判断されたのは16.7%だそうです。

約1/6ということで、この数字を多いととらえるか少ないととらえるかは主観の問題ですが、低活性型と高活性型で再発率が大きく変わっているので、やっぱり調べてもらった方が安心かな…と。

タモキシフェンとは作用機序が違うトレミフェンに替えてもらえば、いいわけですし。

効かないかもしれない薬を何年も飲み続けるというのも、心理的によくなさそうです。

保険認可されたこの機会に主治医に相談してみてはどうでしょう?

CYP2D6検査の結果

7月7日に千葉ポートメディカルクリニックで受けたタモキシフェンの検査の結果が、昨日、郵送されてきました。

外部に出しているので、2週間〜かかるようです。

これはタモキシフェンを代謝する酵素をつくる遺伝子の型を調べて、きちんと代謝できて、奏功する状態にすることができるかどうか、を調べる検査です。

低活性型(日本人は17%)だとタモキシフェンは奏功せず、再発率が有意に高くなることが分かっているそうです。

詳細は千葉ポートメディカルクリニック、今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」をご覧下さい。

低活性型の場合は、他の代謝酵素で代謝される薬に変更する…などの代替案が提案されています。

タモキシフェンによる治療は数年単位で続けられるものなので、杞憂は払拭しておきたいところです。

費用は保険がきかないので4万5千円なり。

これを高いと考えるか、妥当と考えるかは価値観によるでしょう。

主治医の方針もからんできますね。

切り出す時は、勇気がいるかもしれません。

結果を今や遅し、と待ち構えていましたが、いざ、ポストにみつけたときは緊張が一気に頂点に。

見たいような、見たくないような。

でも、低活性とでたら薬を変更すればいいので、過度に恐れなくてもいいことなのでしょう。

逆に、受けるなら早いほうがいいですよね。

結果は、「奏功するタイプ」の判定でした。

今日は大学病院のクリニックの診察の日だったので、今回はタモキシフェンは3ヶ月分処方してもらいました。

検査結果を待つ間は1ヶ月分で処方してもらっていました。

無駄になってしまいますからね…。

追記

この検査に関しては,2010年のサンアントニオ乳がんシンポジウムで,

閉経前乳がんに対するタモキシフェンの、遺伝子多型に寄る効果の差は予測できないという報告があったようです。

予測可とする結果と相反しますね…

今後の動向が注目されます。

ホルモン療法の副作用

現在ホルモン治療を受けている。

ゾラデックスを月に一度の注射と、タモキシフェンを毎日服用。

女性ホルモンを止めて、ブロックしている。

ホルモン療法の副作用は個人差が大きくて、抗がん剤より辛くて続けられなかったという人もいるらしい。

更年期のような症状がどっと出て、ホットフラッシュとよばれるのぼせ、イライラ、うつなどがあるよう。

ホルモン療法は、術後5年くらいは続くので、副作用が出たとしたら、それを耐えていくのは、かなり大変だろう。

始める前は心配だった。

開始して2ヶ月くらいは、朝起きると指の関節が曲がりにくかったり、肩が痛かったりした。

が、半年経った今は、ほとんど感じなくなった。

粘膜がおかしい感じがする。

鼻の穴の粘膜が弱くなって、いつもかさぶたみたいになっている。

子宮も萎縮しているらしく、子宮がんの検診に行ったが、痛くて絶叫してしまった…!

コレステロール値が若干、上がってきた。

そのせいか、ウエスト周りに脂肪がついたような…。

あと、顔にシワが増えたような気がするが、これは年のせい??

と、まあ、細かい副作用を挙げたらいっぱいあるのだけれど、このくらいだ。

ホットフラッシュも全くない。

メンタル面は確かに上がり下がりがあるけれど、うつになるほどでもない。

まだ始まって半年だからかもしれない。

ただ、思ったほどでないので、助かっている。

ウエストが増大しているのはマズいなあ…と思い、運動を増やすことにした。

アシュタンガヨガができなくなったので、ゆっくりなヨガをしているが、もうちょっとハードな有酸素運動をして、脂肪を燃やそうと思い、ジムに行くことにした。

少しづつランニングをしている。

腹筋も、去年一年の闘病生活ですっかり落ちているので、ピラティスもジムで受けてみることにした。

もともと負傷兵のリハビリとして考案されただけあって、腕などの負担も少ない。

しばらくは、腹筋と背筋の強化に努めたいと思います。

腫瘍マーカーの数値

昨日は、東京のU医師のところで、月に一度の腫瘍マーカーの血液検査だった。

外部に出しているので、すぐに結果はでない。

先月の結果が出ているので、それを受け取った。

結果自体は、2日もあれば出ているのだけれど、今は急を要する状態ではないので、特に電話で聞くということもしていなかった。

2月に大学病院で受けたときは、CEAが5.0と、基準値ぎりぎりだった。

CEAは風邪をひいたり、下痢をしても上がることがあるので、経過をみましょうと、U医師には言われていた。

果たして、3月の結果は…ちょっと上がっていて、5.5だった。

一年前の治療開始直前は0.5以下、化学療法直後は0.6だったので、2ヶ月連続で5.0以上というのは、要注意だ。(ちなみにCEAはがんの初期には上がらないことが多く、進行してくると上がることが多い)

U医師も気色ばんで、

「3日後には結果が出ているから、電話してくるように。」

と、言った。結果が6.0以上に上がっていたら、どこかに転移がひそんでいる可能性が高い、と。

6.0という数値が問題なのではなく、連続して上がってきているというのが問題なのだ。

マーカーは個人差があって、もともと高めな人もいる。

体調で変わることもある。

もしも上がっていたら、治療(ハーセプチン)に少量のドセタキセル(抗がん剤)を加えたらいいのではないか、と言われた。

転移の徴候があれば、早く分かった方がより適切な治療ができる…と、自分で決めて検査を受けているのに、マーカーの数値が上がるのは、ものすごいショックだった。

帰り道は頭が朦朧としてしまい、銀座でふらふらと寄り道をして、気持ちを少し落ち着けてから帰らなければならなかった。

自分で選んだこととはいえ、マーカーの数値がこんなに心臓に悪いとは!!

U医師はマーカーの数値が上がってきたら、画像上に病巣が現れなくても治療を開始するので、マーカーの数値の推移には敏感だ。

大学病院では、おそらくマーカーが二桁か、それに近くなったら画像診断をして、

画像上で認められれば、転移として治療を開始するだろう。

マーカーが多少上がっても、画像に現れなければ、治療は開始されない。

「安心のため」と思って受け始めた検査だが、思いの他早くに動きが出てしまった。

明日は、免疫細胞療法でK医院に行く。

担当のS先生は、

「マーカーの推移を見るのは有効なので、毎月計るのはベストだと思うけれど、それで一喜一憂しないこと。」

と、言っていた。U医師の所で「転移したかも」と落ち込み、S先生の所で「短絡的だったか」と気を取り直す…。

今後の治療の相談にものって頂こうと思っている。マーカーの数値次第でドセを受けた方がいいかどうか。

これは、大学病院を出ることを意味する。

ほんとにマーカーの数値は心臓に悪いです…。

大学病院の主治医によると、一年に一回の検査でさえ辞退する患者さんもいるという。

そういうふうに思い切れたら、どんなにいいかと思った一日だった。

免疫細胞療法4回目

今日は小田原のK医院で免疫細胞療法の4回目だった。

担当のS先生はほんとーーによく話を聞いて下さる。

大学病院での検査や病理の結果についての疑問や、再発した場合にどうしたらいいか、メンタルな問題、子供への接し方…。

毎回30分くらいは、いろいろと相談にのってもらう。

免疫細胞療法は高額(1クール120万)だからか??と、すっかり1年間のがん患者生活で疑り深くなっているが、そうではないと思う。

K医院は表の顔(?)は普通の内科皮膚科で、どこにでもある町の診療所といった趣きだ。

別部門で免疫細胞療法を行っている。

「こうやって相談にのってもらえると、安心します。大学病院の先生方は、とにかくお忙しそうで、最低限のことしか聞ける雰囲気じゃないんです。」

「ぼくはひまそうってこと??ぼくは町医者ですからね〜。不安になったらいつでも電話してください。」

と、S先生は言う。たまたまS先生と大学病院の乳腺外科の教授(主治医ではない)が親しいので、いろいろな面で安心している。

S先生は私に、大学病院に通院しながら、U医師のところでの1ヶ月に1回の血液検査でマーカーの動向をみることと、3ヶ月に1回のCTをとることを勧めている。

マーカーというのは、数値が問題なのではなく(個人差や体調があるから)、上がり下がりの継続した傾向が重要らしい。

傾向をつかむには、ある程度継続して計らなければ分からない。

CTなど一年に1回という検査の頻度は、ガイドラインの指導でそうなっているかららしい。

考えてみたら、毎年増え続ける術後のがん患者さん全員の検査を、頻回にするというのは、病院の施設上も無理があるだろう。(これは想像です)

深読みすれば、お国のフトコロ事情とも関係がありそう…。(これも想像です)

今後はハーセプチンをもう一年(もっとかも)続けることも薦められている。幸い、ハーセプチンの副作用は全く感じない。

ハーセプチンは、2年目からは、今投与されている標準量でなくてもいいと思うと。

ハーセプチンは1回4万かかり高額だし、3週に一回だと、8万かかる月もあるので、

大学病院に頼んで、これはゾラデックスと一緒に月1回にしてもらおうと思っている。

あと、転移予防にゾメタを受けている話をすると、

「ぼくは骨転移の予防には、ビタミンD3が効くと思ってる。エビデンスはないけどね。」

と、いうことで、しばらくはリンパ球をうちにきた時にD3も注射することになった。

腰骨のところに筋肉注射だ。

私は異常なほどの注射ぎらいなので、点滴でもおおさわぎしてしまう。

ほんっとに大っきらい。

毎回、狂犬病の注射を打ちにきた犬か、子供のようにわめいてしまう。

今日も、腰にされるときに恐怖のあまり動いてしまい、看護婦さんに「めっ!」とされてしまった。実際にはあまり痛くなかった。

ゾラデックスの比じゃありません。

よく、帝王切開のときの、脊椎の麻酔の注射ができたもんだ、と自分で思う。(動いて、3回、やり直しになったけど。)

あ〜、それなのに、また1本注射が増えてしまった。

治療や検査って、注射じゃないものの方が少ない!

今のところ、飲み薬は、ホルモン治療のタモキシフェンぐらい。ぐし。

自分で選んだこととはいえ、注射三昧でストレスがたまってきた。

いや!やるだけやると決めたんぢゃないかーー!

しかし、そろそろ免疫細胞療法の2クール目を受けるかを、決めなくてはならない。

2クール目は2週に1回ペースで8回。100万円(ちょっとお得に?…)。

100万円っていうのも悩むけど、さらに4ヶ月注射三昧がのびると思うと、ちょっと憂鬱。

ところで、今村先生の「あきらめないがん患者の診察室」のHPで、新しい情報がUPされていました。

ゾメタの転移予防効果はホルモン陽性乳ガンでは報告がありましたが、陽性以外でも腫瘍縮小効果が示されたそうです。

これを受けて、今村先生のサイトでは、ゾメタの投与を希望される患者さんを募集されています。

費用も、保険外の費用負担を免除するよう、配慮されているようです。

AZURE試験、ノルバディス社の発表というのが、背景にありますが、今村先生のサイトだと、どの程度の規模の試験か分からなかったので、興味のある方は、調べてみられたらいいのでは…。

CYP2D6の検査

ホルモン陽性だったので、現在ホルモン治療とハーセプチンを受けている。

閉経前なので、ゾラデックスを月に1回注射(これが痛いんだ〜)とノルバデックス(タモキシフェン)を毎日服用している。

小倉恒子先生の著書「うまく使って、うまくかわす!怖くない抗がん剤」の、小倉先生と今村先生の対談でも触れられているが、今村先生はこのノルバデックスが効く体質かどうかの検査を受けることを薦められている。

私は現在、転移の予防の為に今村先生の千葉ポートクリニック(千葉みなと)で、ゾメタを3ヶ月に1回投与してもらっている。

この検査も勧められている。

ノルバデックスは、代謝酵素CYP2D6によって代謝され、その活性代謝物エンドキシフェンがタモキシフェン活性の中心だ。

タモキシフェンの効果はCYP2D6の活性に依存している部分が大きい。

しかし、遺伝子レベルで、このCYP2D6の活性が低い人が存在するという。

このグループの人たちは、高活性型の人に比べ、再発までの期間や無再発生存率が有意に短いことが認められている。

今村先生は、これを血液検査で調べて、低活性と出た場合には、他の薬を使う代替案を提案している。

ゾメタの初回の投与の時に、私も「検査しますか?」と聞かれた。

大学病院の診察の時に、その日外来の担当だった医師に相談すると、

・血液検査の精度が重要になってくるが、信頼性はどうなのか?

・たとえ低活性という結果がでても、安易に治療方針を変えることはできない

という答えだった。

主治医はとても多忙。転移の検査など、大事なときは主治医の診察だが、注射だけの時は他の医師のことが多い。

「検査を受けることについては、主治医の先生も、とやかく言わないでしょう。」

とのことだった。

う〜ん、と悩んでしまった。

今村先生は、日本人では10%強が低活性型としている。

ネットで色々検索していたら、「日本臨床薬理学会 ゲノム委員会」が厚生労働省の依頼によって作成した報告書(2007年)があって、それによると、やはりCYP2D6低活性の場合は、タモキシフェンの適応外とするべきとなっている。

しかし、日本人の低活性型の割合は0.7%となっている。

今村先生のいう低活性と線引きが違うのだろうか?

MDアンダーソンのHPの掲示板にも、この検査を受けるべきか?という質問があり、

佐治先生という乳腺外科の先生が回答されていて、

「悩ましいところだが、最初の報告では代謝能力によってタモキシフェンの効果に差があるというデータだったが、その後いろいろ追試験の結果が報告されてきていて、どうも予想どうりの効果の差がみられない報告が増えてきた。

最新の大規模なデータでも、代謝能力と再発予防としてのタモキシフェンの効果に明らかな関係がでなかった。

いまのところ、最終的な答えは出ていないので、検査の結果にかかわらず、今のところはタモキシフェンを服用するのがいいのでは。」

という内容だった。

MDアンダーソンの上野先生も、CYP2D6検査は発展途上なので採用していない、アメリカでも判断が分かれている、という回答だった。

確かにタモキシフェンはCYP2D6で代謝されるのだが、低活性型だから効かないかというと、そんなに単純な話ではなく、色々な経路で効果が出るものらしい。(うろ覚え…)

と、いうわけで、いろいろ検討した結果、検査を受けても、大学病院で薬を変更しないのなら、受けてもしょうがないか…と思い、受けないことにした。

これが昨年の12月。

しかし昨日、今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」の治療情報をのぞいたら、この検査に関する項目が更新されていた。

どうやら批判めいたことがあったのか、理論武装されて、さらに強力に勧める内容になっていた。さすが…

う〜〜〜〜ん。悩む。

今度、大学病院で主治医の診察がある日に、相談してみようかと。

「そこまでしなくても。」

って、言われるかな?

結果は乞うご期待!!

追記

この検査に関しては,2010年のサンアントニオ乳がんシンポジウムで,

閉経前乳がんに対するタモキシフェンの、遺伝子多型に寄る効果の差は予測できないという報告があったようです。

予測可とする結果と相反しますね…

今後の動向が注目されます。

追記2

どうやら「遺伝子多型によるタモキシフェンの効果に影響あり」とする論文と「影響無し」とする論文と半々くらいらしいです。

今村先生のサイト「がん患者のあきらめない診察室」で、先生の集められたデータが公開されるとともに、これらの論文の結果に差がでている理由を考察されています。(2010.12.21)


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