おとといゾメタをうって、昨晩は熱がでるかな〜と思っていたが、大丈夫だった。ほっ。
前回は38度以上でて、それがまたインフルエンザの時みたいに、ふしぶしがめちゃめちゃ痛かった。
大学病院の先生は
「多分一回目だけだと思うよ。」
と、言っていたが、その通りだった。これって、どういう熱なんだろう?
ま、簡単に言っちゃうと、体が反応してるってことなんだろうけど。
なぜ一回目だけなのか。ハーセプチンを初めて打つときも言われた。
でも、ハーセプチンの時は、初回も熱は出なかった。
一年前の4月のアタマから、抗がん剤を8回受けた。
前半4回はCEFで、後半4回はドセタキセルとハーセプチン。
どちらも、やはり初回は厳重な監視体制で入れたっけ。
ベットに寝て、脈拍計と血圧計を装着して。初回で何も起こらなければ、その治療は続けられる。
抗がん剤への反応や、副作用の出方や効き目は、打ってみないと分からない。
大島弓子さん(「綿の国星」とかで有名な漫画家)が、「グーグーだって猫である」の2巻で、ご自分が10年前に卵巣がんの手術を受けた時の体験を描かれているが、その当時は、毎回一週間くらい入院して、抗がん剤治療をしていたらしい。
おおごとだったのだ。
それに比べると、現在はほとんどが日帰りだし、吐き気どめなども進化して、格段に受けやすくなったようだ。
2年前に、私と同じCEF療法を受けた知人は、点滴を入れている間は、針が入っている方の腕を絶対に動かさないように、きつく言われていたという。
知人は2時間ちかくかかる点滴の間、片手でメールを打ちまくっていたらしい。
抗がん剤が漏れると、炎症をおこすためだと思われるが、私の病院では、全くそんな事は言われなかった。
知人の話を聞いていた私は、漏れるとやだなあと思い、針の入った左手を固定して、ぎこちない動きをしていると、看護士さんに「動かしてもへーきですよ〜」と言われた。
この2年の間に抗がん剤も進化しているのだろうか??
CEFのE、エピルビシンは、がん患者の間で「どピンクのお薬」として有名だ。
かき氷のいちごシロップそっくりの、あざやかなピンク色のこの薬は、強烈な吐き気が副作用としてでやすいらしい。
この薬を見ただけ、あるいはこの薬を持ってくる医師を見ただけで、気持ち悪くなる条件反射がをおこす人もいるという。
しかし、前出の知人も私も、ほとんど吐き気は起こらなかった。
現在では制吐剤(吐き気止め)や胃薬が一緒に点滴され、これがよく効いているらしい。
あとは、その人の体質、もっというと、遺伝子で副作用の出方、効き目は変わってくるらしい。
現在がん治療は、遺伝子診断による個別化、オーダーメード化に向かっている。
今までは、がんの大きさや転移の有無、ホルモン感受性の有無、HER2発現の有無などで、再発リスクを出して、抗がん剤治療をするかどうかを決めていた。
しかし、遺伝子検査(オンコタイプDX、マンマプリント)が開発され、再発リスクがある程度分かるようになってきた。
また、その人に効きそうな抗がん剤、副作用が出るか出ないかも、遺伝子検査(CD−DST)で分かるという。
抗がん剤だって、種類がたくさんあり、その人、がんとも相性があるらしい。
現在の標準治療では、その人に効くかどうかも分からない抗がん剤を、大量に何回も入れて、出たとこ勝負になっている。
先日、大学病院でもこの遺伝子検査(オンコタイプDX)がようやくできるようになった、と言われた。
「今からでも受けますか?」
と聞かれたが、抗がん剤を受ける前ならいざ知らず、もうどっかーんと入れた後で、今更…というところなので、お断りした。
保険適用にならないので、費用は52万円なり。
でも、一年前、抗がん剤を受ける前だったら、受けていたかもしれない。
8回抗がん剤を受けて、つくづく抗がん剤は猛毒だと感じたからだ。
4回目までは、骨髄抑制による白血球の低下、だるさ、もちろん脱毛もあったが、割に元気だった。
5回目以降、ドセタキセルの副作用がわりと辛くて、手足のしびれ、口内炎、まゆもまつげも一気に抜けて、見た目もモロに変わった。
手の指のしびれは、投薬が終わっても、半年くらいは残る。
毒を盛られるとこんな感じなんだろうな〜、と思う。
後半は回を重ねるごとにしんどくなって、最後の一回は、やっとの思いだった。
ダメージが重なっていったせいなのか、ドセタキセルがあわなかったせいなのかは、分からない。
しかし、薬の副作用と効き目というのは、かならずしも相関しているわけではないらしい。
副作用があるから効いているとか、ないから効いていない、というのでもないそうな。
これから、抗がん剤治療を受ける方は、できれば遺伝子検査を受けて、「再発リスクを判定」して、リスクが高かったら、さらにCD−DST法で自分にとって「副作用が少なく、効果がでる抗がん剤」を絞り込めるといいと思う。
効いていない抗がん剤で、体がボロボロになっては、どうしようもない。
抗がん剤では、副作用死もありえるのだ。
また、たった一回の投与で、重篤な骨髄抑制が出てしまうこともあると聞く。
ぜひ、自分の体を大事にした治療を受けてほしいと思う。
この辺の情報は
「うまく使って、うまくかわす!怖くない抗がん剤」 小倉恒子先生(主婦の友社)
の今村先生と小倉先生の対談に詳しく載っています。