ゾメタその後

暑い毎日が続いています。

本格的な夏も間近なのでしょう。

7月にはゾメタを受けに、千葉ポートクリニックに行きます。

3ヶ月に一回の投与も、残すところ、あと2回になりました。

先生にお会いするときには質問がたまっていますし(次回はセレブレックスについてかな…)、幕張の妹の所に寄ったり、IKEAに寄り道したりと、遠いながらも結構楽しみでした。

注射は大嫌いなんですけどね…。

一回目以外は熱が出ることも、副作用も全く感じず。

その「再発予防のゾメタ」に関する最新の報告が千葉ポートクリニックのHP「がん患者のあきらめない診察室」にアップされています(「がんの治療情報・乳がん」)。

千葉ポートで投与・確認している80例についてです。

成績がいいとのことです。

興味がある方はのぞいてみて下さい。

HPでは7月アタマに2011年ASCOの論文紹介を予定しているそうです。

これも楽しみですね。

アドバイス

今日は千葉ポートクリニックにゾメタの投与に行ってきました。

ゾメタも再発抑制効果はどうなの?という感じなんですが、「閉経後には効果アリ」「ホルモン陽性には効果アリ」ということなので、とりあえず継続しています。

「化学的な閉経」はどうなんでしょう?

あとはトリプルネガティブで治療中の友人のことを相談したり…。

彼女は千葉ポートクリニックで(治療は他です)抗がん剤感受性試験を受けたら、プラチナ製剤は効かないことが分かりました。

珍しいパターンのようです。

が、他の抗がん剤が反応がいいことが分かり、そちらで治療中です。

今後の治療についても相談してみました。

リュープリンを2年にするか、3年にするか…

「2年終わった時点で女性ホルモンを計って決める!」

という簡潔でごもっとも!なアドバイスを頂きました!!

いろいろな先生に相談して、最終的に自分で決める…が私のスタンスです。

ところで、昨日今日、いつもよりアクセスが多いのですが、

ほとんどが、「田中好子 主治医」の検索。

乳がんの患者さんが調べてるんでしょうか。

たまたま22日のブログに「主治医と田中好子さんの話題に」という記述があるので、

ひっかかるらしいのです。

スミマセン、期待外れで…

画像は千葉ポートの帰りに南船橋のIKEAに寄ったとき、駅からみた夕焼け。

ARB

今日はゾメタをうちに、千葉みなとの千葉ポートメディカルクリニックに行ってきました。

何度か書いていますが、ゾメタは骨転移に使用される薬ですが、血管新生阻害作用があり、ガンが血管をあたらしく作って増殖するのを防ぐ効果があることが分かりました。

ホルモン陽性の場合の方が効果が高いということでした。

では、トリプルネガティブの場合にはどういった転移再発の防止策があるか質問したところ、

・ゼローダを追加投与する

・血圧降下剤 ARBを使う

という選択肢をあげてくれました。

でも、ゼローダは体内で代謝されて5FUになる抗がん剤ですから、再発防止に入れるのは勇気がいりますね…骨髄抑制もあるでしょう。

保険もききませんし、外でやるにしても主治医がOKをだしてくれるでしょうか。

血圧降下剤は、やはり再発抑制効果が認められたそうで、私も大塚のU先生にも勧められました。

低血圧なので見送りましたが…。

この薬ならば、普通にどこででも処方されている薬なので、あまり主治医に気を遣わずに受けることができるのではないでしょうか。

興味のある方は千葉ポートクリニックのHP「がん患者のあきらめない診察室」の「治療情報」をのぞいてみて下さい。

今日はその他にCYP2D6の検査(タモキシフェンがきちんと代謝できるかどうか)のための採血もしました。

結果がでるまでに10日くらい。費用が4万5千円でした。

6分の1くらいの割合で低活性型とでるようです。

低活性型とでたら、大学病院で薬の変更を検討してもらう予定です。

今のところタモキシフェンの(更年期障害的な)副作用はさほど感じません。

もしもタモキシフェンが効かない体質とでて、違う薬に変更になったら、ドカーンと副作用が出たりして…と、思うと、知りたいような知りたくないような…

ホルモン療法の副作用で辛い思いをされている方もいますよね。

写真は「からすうり」の花です。夜しか咲かない…という話しを聞きましたが、先日の朝咲いているのをみかけました。

歯医者に行きました

今日はムスメと歯医者に検診に行ってきました。

ビスフォスフォネート製剤(ゾメタ)を転移の予防に打っているので、念のため。

抜歯をするとうまくないので、休薬しなくてはならなくなります。

また、顎骨壊死の副作用もまれではありますが、無視できないので、大事には大事をとって、まめに歯医者には通っておこうかと。

と、いうのも、親知らずがばっちり4本あるのです。

斜めに生えていて奥歯とあたっているのもあって、本当はとっくに抜いておけばよかったんです。

ちょっと虫歯になりかけています。

いつか、いつかと思っていたら、抗がん剤治療。

これは骨髄抑制で免疫が低下するので、抜歯は避けたい。

やれやれ終わったと思ったらゾメタ。

これも抜歯はまずい。

よく言いますよね、「歯は治しておかないとだめ」って。

いざとなった時に足をひっぱられることが…。

やはり歯医者に通院してきてる人で、骨の転移にビスフォスフォネートを投与されているのだけど、虫歯がひどくて抜歯が必要になっている。

抜歯をするなら数ヶ月休薬しなくてはならないし、どちらをとるか…という悩ましい状態の患者さんがいるそうです。

健康なときにこそ「歯!」ですね…。

MDアンダーソンの上野先生もHPで、がん患者さんは口腔の衛生管理に留意して、と書かれていました。

あ〜、がんの治療が始まる前、に親知らず全部抜いておけばよかったな〜

あとの祭りですね。

免疫細胞療法4回目

今日は小田原のK医院で免疫細胞療法の4回目だった。

担当のS先生はほんとーーによく話を聞いて下さる。

大学病院での検査や病理の結果についての疑問や、再発した場合にどうしたらいいか、メンタルな問題、子供への接し方…。

毎回30分くらいは、いろいろと相談にのってもらう。

免疫細胞療法は高額(1クール120万)だからか??と、すっかり1年間のがん患者生活で疑り深くなっているが、そうではないと思う。

K医院は表の顔(?)は普通の内科皮膚科で、どこにでもある町の診療所といった趣きだ。

別部門で免疫細胞療法を行っている。

「こうやって相談にのってもらえると、安心します。大学病院の先生方は、とにかくお忙しそうで、最低限のことしか聞ける雰囲気じゃないんです。」

「ぼくはひまそうってこと??ぼくは町医者ですからね〜。不安になったらいつでも電話してください。」

と、S先生は言う。たまたまS先生と大学病院の乳腺外科の教授(主治医ではない)が親しいので、いろいろな面で安心している。

S先生は私に、大学病院に通院しながら、U医師のところでの1ヶ月に1回の血液検査でマーカーの動向をみることと、3ヶ月に1回のCTをとることを勧めている。

マーカーというのは、数値が問題なのではなく(個人差や体調があるから)、上がり下がりの継続した傾向が重要らしい。

傾向をつかむには、ある程度継続して計らなければ分からない。

CTなど一年に1回という検査の頻度は、ガイドラインの指導でそうなっているかららしい。

考えてみたら、毎年増え続ける術後のがん患者さん全員の検査を、頻回にするというのは、病院の施設上も無理があるだろう。(これは想像です)

深読みすれば、お国のフトコロ事情とも関係がありそう…。(これも想像です)

今後はハーセプチンをもう一年(もっとかも)続けることも薦められている。幸い、ハーセプチンの副作用は全く感じない。

ハーセプチンは、2年目からは、今投与されている標準量でなくてもいいと思うと。

ハーセプチンは1回4万かかり高額だし、3週に一回だと、8万かかる月もあるので、

大学病院に頼んで、これはゾラデックスと一緒に月1回にしてもらおうと思っている。

あと、転移予防にゾメタを受けている話をすると、

「ぼくは骨転移の予防には、ビタミンD3が効くと思ってる。エビデンスはないけどね。」

と、いうことで、しばらくはリンパ球をうちにきた時にD3も注射することになった。

腰骨のところに筋肉注射だ。

私は異常なほどの注射ぎらいなので、点滴でもおおさわぎしてしまう。

ほんっとに大っきらい。

毎回、狂犬病の注射を打ちにきた犬か、子供のようにわめいてしまう。

今日も、腰にされるときに恐怖のあまり動いてしまい、看護婦さんに「めっ!」とされてしまった。実際にはあまり痛くなかった。

ゾラデックスの比じゃありません。

よく、帝王切開のときの、脊椎の麻酔の注射ができたもんだ、と自分で思う。(動いて、3回、やり直しになったけど。)

あ〜、それなのに、また1本注射が増えてしまった。

治療や検査って、注射じゃないものの方が少ない!

今のところ、飲み薬は、ホルモン治療のタモキシフェンぐらい。ぐし。

自分で選んだこととはいえ、注射三昧でストレスがたまってきた。

いや!やるだけやると決めたんぢゃないかーー!

しかし、そろそろ免疫細胞療法の2クール目を受けるかを、決めなくてはならない。

2クール目は2週に1回ペースで8回。100万円(ちょっとお得に?…)。

100万円っていうのも悩むけど、さらに4ヶ月注射三昧がのびると思うと、ちょっと憂鬱。

ところで、今村先生の「あきらめないがん患者の診察室」のHPで、新しい情報がUPされていました。

ゾメタの転移予防効果はホルモン陽性乳ガンでは報告がありましたが、陽性以外でも腫瘍縮小効果が示されたそうです。

これを受けて、今村先生のサイトでは、ゾメタの投与を希望される患者さんを募集されています。

費用も、保険外の費用負担を免除するよう、配慮されているようです。

AZURE試験、ノルバディス社の発表というのが、背景にありますが、今村先生のサイトだと、どの程度の規模の試験か分からなかったので、興味のある方は、調べてみられたらいいのでは…。

抗がん剤の副作用

おとといゾメタをうって、昨晩は熱がでるかな〜と思っていたが、大丈夫だった。ほっ。

前回は38度以上でて、それがまたインフルエンザの時みたいに、ふしぶしがめちゃめちゃ痛かった。

大学病院の先生は

「多分一回目だけだと思うよ。」

と、言っていたが、その通りだった。これって、どういう熱なんだろう?

ま、簡単に言っちゃうと、体が反応してるってことなんだろうけど。

なぜ一回目だけなのか。ハーセプチンを初めて打つときも言われた。

でも、ハーセプチンの時は、初回も熱は出なかった。

一年前の4月のアタマから、抗がん剤を8回受けた。

前半4回はCEFで、後半4回はドセタキセルとハーセプチン。

どちらも、やはり初回は厳重な監視体制で入れたっけ。

ベットに寝て、脈拍計と血圧計を装着して。初回で何も起こらなければ、その治療は続けられる。

抗がん剤への反応や、副作用の出方や効き目は、打ってみないと分からない。

大島弓子さん(「綿の国星」とかで有名な漫画家)が、「グーグーだって猫である」の2巻で、ご自分が10年前に卵巣がんの手術を受けた時の体験を描かれているが、その当時は、毎回一週間くらい入院して、抗がん剤治療をしていたらしい。

おおごとだったのだ。

それに比べると、現在はほとんどが日帰りだし、吐き気どめなども進化して、格段に受けやすくなったようだ。

2年前に、私と同じCEF療法を受けた知人は、点滴を入れている間は、針が入っている方の腕を絶対に動かさないように、きつく言われていたという。

知人は2時間ちかくかかる点滴の間、片手でメールを打ちまくっていたらしい。

抗がん剤が漏れると、炎症をおこすためだと思われるが、私の病院では、全くそんな事は言われなかった。

知人の話を聞いていた私は、漏れるとやだなあと思い、針の入った左手を固定して、ぎこちない動きをしていると、看護士さんに「動かしてもへーきですよ〜」と言われた。

この2年の間に抗がん剤も進化しているのだろうか??

CEFのE、エピルビシンは、がん患者の間で「どピンクのお薬」として有名だ。

かき氷のいちごシロップそっくりの、あざやかなピンク色のこの薬は、強烈な吐き気が副作用としてでやすいらしい。

この薬を見ただけ、あるいはこの薬を持ってくる医師を見ただけで、気持ち悪くなる条件反射がをおこす人もいるという。

しかし、前出の知人も私も、ほとんど吐き気は起こらなかった。

現在では制吐剤(吐き気止め)や胃薬が一緒に点滴され、これがよく効いているらしい。

あとは、その人の体質、もっというと、遺伝子で副作用の出方、効き目は変わってくるらしい。

現在がん治療は、遺伝子診断による個別化、オーダーメード化に向かっている。

今までは、がんの大きさや転移の有無、ホルモン感受性の有無、HER2発現の有無などで、再発リスクを出して、抗がん剤治療をするかどうかを決めていた。

しかし、遺伝子検査(オンコタイプDX、マンマプリント)が開発され、再発リスクがある程度分かるようになってきた。

また、その人に効きそうな抗がん剤、副作用が出るか出ないかも、遺伝子検査(CD−DST)で分かるという。

抗がん剤だって、種類がたくさんあり、その人、がんとも相性があるらしい。

現在の標準治療では、その人に効くかどうかも分からない抗がん剤を、大量に何回も入れて、出たとこ勝負になっている。

先日、大学病院でもこの遺伝子検査(オンコタイプDX)がようやくできるようになった、と言われた。

「今からでも受けますか?」

と聞かれたが、抗がん剤を受ける前ならいざ知らず、もうどっかーんと入れた後で、今更…というところなので、お断りした。

保険適用にならないので、費用は52万円なり。

でも、一年前、抗がん剤を受ける前だったら、受けていたかもしれない。

8回抗がん剤を受けて、つくづく抗がん剤は猛毒だと感じたからだ。

4回目までは、骨髄抑制による白血球の低下、だるさ、もちろん脱毛もあったが、割に元気だった。

5回目以降、ドセタキセルの副作用がわりと辛くて、手足のしびれ、口内炎、まゆもまつげも一気に抜けて、見た目もモロに変わった。

手の指のしびれは、投薬が終わっても、半年くらいは残る。

毒を盛られるとこんな感じなんだろうな〜、と思う。

後半は回を重ねるごとにしんどくなって、最後の一回は、やっとの思いだった。

ダメージが重なっていったせいなのか、ドセタキセルがあわなかったせいなのかは、分からない。

しかし、薬の副作用と効き目というのは、かならずしも相関しているわけではないらしい。

副作用があるから効いているとか、ないから効いていない、というのでもないそうな。

これから、抗がん剤治療を受ける方は、できれば遺伝子検査を受けて、「再発リスクを判定」して、リスクが高かったら、さらにCD−DST法で自分にとって「副作用が少なく、効果がでる抗がん剤」を絞り込めるといいと思う。

効いていない抗がん剤で、体がボロボロになっては、どうしようもない。

抗がん剤では、副作用死もありえるのだ。

また、たった一回の投与で、重篤な骨髄抑制が出てしまうこともあると聞く。

ぜひ、自分の体を大事にした治療を受けてほしいと思う。

この辺の情報は

「うまく使って、うまくかわす!怖くない抗がん剤」    小倉恒子先生(主婦の友社)

の今村先生と小倉先生の対談に詳しく載っています。

MDアンダーソンのHP

はるばる千葉みなとまで行って、ゾメタをうってきた。

遠いな〜!と思うのだが、前回来た時に待合室で一緒になった人は、ゾメタのために名古屋から来ている、と言っていた。

最近、ハーセプチン、免疫細胞療法、CT、ゾメタ、と続いてしまい、点滴ばーっかりうっている。

右腕しか針をさせない(左はリンパ廓清してる)ので、針を入れる所に困ってしまう。

ハーセプチンを打ったあとは、なんか痒くなって、かきむしるもんだから、黒くなっているし。

シャブ中の人みたいだ。いやん。

さて、道中時間があるので、iphoneでちょっと久しぶりにMDアンダーソンの日本のHPをのぞいてみた。

MDアンダーソンは日本のTVでも紹介されたが、アメリカでも1、2を争う、がんの治療で有名な病院だ。

このHPは日本でチーム医療を普及させるべく開設されたもよう。

素晴らしいのは、上野直人先生という現役のMDアンダーソンの教授が、治療についての悩みや質問に答えてくれるところ。

上野先生の専門が乳がん、卵巣がん、骨髄移植、遺伝子治療ということもあって、患者さんからの質問はその辺りが多いようだが、他にも薬学の専門家や外科の先生、看護士の方などが回答・アドバイスをしている。

質問は、実際の治療にかんする具体的なものが多いが、患者さん達が、治療に関する知識が豊富なのには驚いた。

自分ではけっこう勉強したつもりだったけど、まだまだ甘かったな〜、と感心させられた。

久しぶりにのぞいたら、質問もけっこうな数になっていたし、乳がんに関するものは、患者なら誰でもが疑問に思うが主治医には聞きづらい、といったようなモノが多くて、とても興味深い。

例えば、「術後補助療法でゾラデックスとタモキシフェンをすすめられているが、タモキシフェンだけではだめなのか?その場合、リスクは何%上がるのか?」(閉経前の方)とか。

フツーにこういう質問をした場合、

「これがエビデンスのある標準治療ですから。」

という答えに終止するだろう。が、このページの回答は、正味なところを答えてくれているんである。

ゾメタを再発予防に使うこと、についても質問があった。

ある外科医の先生は、保険の混合診療の問題がなければ、使いたいと思っている医師は多いはず、と書いているが、上野先生はもう少し結果が出てから、としている。

タモキシフェンが低活性型かどうかを調べた方がいいか、という問題にも次期尚早と答えていたし、わりと慎重なんだな、という印象だ。

私の通っている大学病院でも、ゾメタに関して主治医を含め3人の医師に質問したところ、2人がOKサインだったが、一人は「すぐに飛びつかない方がいい」という答えだった。

ぱっと答えの出るもんじゃないんだなあ、医療って、と初めて知った。

先生によって違うんです。

とは、言っても、ハーセプチンだって再発予防に使えるようになったのは、ほんのおととしの8月から。きっと、使えたらいいのに、っていう状態だったはず。

待ってらんないのよ。こちとら、せっぱつまってるんだから。

こうなってくると、いかに「生への執着」強いか、っていう問題になってくると思う。

エビデンスはどうでもいいから、ちょっとでも可能性があればやりたいと思うかどうか、の差になってくる。もちろん、重篤な副作用があったら困るわけだけど、抗がん剤の熾烈な副作用のあとは、なんかもう、どんと来いみたいな気になってるし。

生に淡白というか鷹揚な人はそれでもいいんじゃないか、とも思う。

私は「がばい患者」で結構!!

上野先生のコラムもおすすめです。

お薦めサイト

「患者さんが中心のがんチーム医療のために」

MDアンダーソンがんセンター   チームオンコロジー.com

http://www.teamoncology.com

再発率を下げるゾメタ

 

明日は、千葉ポートメディカルクリニックでゾメタの投与を受ける。

ゾメタはビスフォスフォネート製剤といって、高カルシウム血症や骨転移には、保険適用されている薬だ。

小倉先生と今村先生の対談で知ったのだが、このゾメタが、ホルモン感受性陽性乳がんの転移の予防に効果があるというエビデンスが出ているらしい。

京都の乳腺外科医、相原先生のブログでこのエビデンスに関する記述を見つけた。

2008年のASCO(アメリカ臨床腫瘍学会)で発表されたもので、閉経前早期乳がん1800例を対象として、LHRHアゴニスト+タモキシフェンとLHRHアゴニスト+アナストロゾール±ゾメタの投与効果をみる試験の結果だ。(術後ホルモン療法の薬剤の効果を比較)

相原先生はアナストロゾールとタモキシフェンではアナストロゾーの旗色が悪かったことや、それ以外にゾメタの投与で再発が36%(!!!)減少していたことに驚かれていた。

骨転移だけでなく、他の臓器、対側乳房の再発も減少していたそうだ。

この試験では半年に一回のゾメタの投与だったようで、費用対効果が高いし、

副作用もほとんどないだろう、ということだ。

ゾメタを再発予防に投与することは、保険がきかず、通常の治療を受けている病院で併行して受けることは難しいかもしれない。混合診療になってしまう。

千葉ポートクリニックでは、臨床試験という形で投与してくれる。(枠があるようですが。)

こんなに再発抑制効果が高くて、副作用もほとんどない、しかも安価な治療があるなんて!と思い、大学病院の主治医に相談すると、やはりこの試験の結果をよく知っていて、(知らない医師は乳腺の専門医とは言えない!と今村医師は言っている)

「エビデンスも出てるし、受けられるといいと思うが、大学病院では保険の制度上、だいぶ先になってしまうと思う。」

「どういう治療を受けるかは、個人の価値観次第だと思うので、人に勧めるべきか迷っています。」と、質問すると

「ある程度、再発リスクがある人には教えてあげた方がいいと思います。」

と答えられた。

と、いうわけで、アップしています。

ゾメタの副作用に顎骨壊死というのがありますが、非常にまれなことだそうです。

ただし、ゾメタの投与状況や、患者さんの状態によっては抜歯ができなくなったり、抜歯の間は休薬が必要になるようです。

口腔内の環境が大事、ということで、念のためかかりつけの歯医者にも行って、この件について確認しましたが、本当に少ない確率のことなので、心配しなくていいと言われました。

U医師も、まず大丈夫だろうし、万が一、壊死が起こる時には必ず兆候がでるので、すぐに止めればいいことだ、と言っていました。

知人が自分の主治医に相談すると、「受けたいなら、保険でできるようにしようか?」(理由をあてはめて、ということでしょう)

と、言われたそうなので、主治医に相談してみるのも手だと思います。

おかたいところでなければ、融通してくれるのかもしれません。

ちなみに千葉ポートクリニックでは3ヶ月に一度、臨床試験扱いだと費用は一万円くらいで、自費扱いだと4万円だそうです。

U医師にきいてみたところ、もしもその量を保険でうっても一万五千円くらいだそうです。

抗がん剤やハーセプチンに比べたら安ーい!

怪しいサプリメントだって、月々一万以上はかかることを考えたら、やらない理由はないと思うのだけど。

12月に初回をうったのだけど、抗がん剤とかとは違って、簡単な点滴で、30分くらい。

翌日38度の熱がでて苦しかったけど、初回だけのことらしい。

興味がある方は下記のサイトをチェックしてみて下さい。

・「乳腺外科医のブログ」(乳腺外科医 相原先生)

http://breast.exblog.jp/8280348/

この試験に関する情報があります。ゾメタの投与をされているかはわかりません。

・「がん患者のあきらめない診察室」(腫瘍内科医 千葉ポートクリニック今村先生)

http://2nd-opinion.jp/index2.htm

メールでのセカンドオピニオンも受け付けています。簡単な相談にものってもらえます。腫瘍内科医は全国で数十人しかいない、抗がん剤の専門医です。

追記

ところで、ゾメタを再発予防に投与することに関しては、アメリカでも見解が統一されていないようです。

詳しくは、この翌日の「MDアンダーソンのHP」をご覧ください。

追記2

その後、2010年12月のサンアントニオ乳がんシンポジウムで、閉経前乳がんに対する、ゾレドロン酸(ゾメタ)の再発抑制効果が否定される結果が発表されました。詳しくはこちらをご覧下さい。

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