グループカウンセリング2回目

今日はグループカウンセリングの2回目でした。

1回目よりはうちとけて、リラックスした雰囲気でした。

どうやって気分転換しているか…という話題や、ガンの治療にかかるお金のことについての話題がのぼりました。

「こんなにお金がかかるとは…」

と、みなさんため息。

年齢も性格もそれぞれのメンバーで、当たり前ですが「人ってそれぞれなのね。」と、思います。

あまり突っ込んで考えないようにしている人、私のようにトコトン突き詰めないと気が済まないタイプ…。いろいろです。

「正解」ってないんだろうなあ…。

人のマネだけしてもダメで、自分の本当の気持ちに正直になって、自分なりの答えを探すしかないのかもしれません。

私のように怖がりのくせに知りたがり、自分が状況の決定権を握っていないとイヤ、という人間もいれば、そんなことをしたら余計に不安という人も。

自分が心地いい方を選べばいいのだと思います。

画像は散歩道に落ちていた、いっぱいのどんぐり。

「ひーっ!」と叫びたくなる量でした。

今年は山のどんぐりが少なくて、クマが降りてきていて事故になっていると新聞で読みました。

う〜ん、届けてあげたい。クマさんに。

これが全部アーモンドだったらなあ…。

どんぐり、食べられないかな…。

 

 

 

最後と最初

今日はダブルヘッダーで大忙しでした。

午前中は小田原のK医院へ最後の免疫細胞療法へ。

午後は初めてのグループカウンセリングへ行ってきました。

免疫細胞療法のS先生には、この半年以上のあいだ、本当に支えになって頂いたと思います。

疑問や質問に丁寧に答えていただいて、不安が一つづつ氷解していったことが大きいと。

リンパ球療法は費用の面もあって、一旦、終了。

でも、元種(パン用語です…)は凍結しておいてくれて、2週間前に言ってくれれば、いつでも(10万円で)培養してくれるそうです。

それと、エルシトニン(ビタミンD3)の注射は2週間に1回、継続して打ってもらうことにしました。

エビデンスはないけど、骨転移の予防になる可能性があるということで、リンパ球と一緒に打ってもらっていました。

今日でK医院に来るのも終わり?と思っていたので、継続することになってホッとしました。

午後からのグループカウンセリングは大学病院の付属クリニックの入っているビルの1階にある、がん患者さんのためのサロンで行われています。

アメリカの病院でサイコオンコロジスト(精神腫瘍科医)を長年にわたってされてきた先生が、座長(?)になります。

私を含めて5人の患者さんが参加しました。

もう3年半にわたって個人のカウンセリングは受けていますが、「グループ」というのがどういう効果があるのか、先生がどのような役割をされるのか、今後の展開が楽しみです。

治療の経緯や今の気持ちなどを、一人づつ話しました。

今回はみなさん、まだ緊張した感じでした。

でも、グループセッションが終わったあとの雑談は面白かったです。

病院が一緒の方とは先生のウワサ話とか、髪の毛の生え方とか、けっこうたわいもない話しで盛り上がりました。

ガンとの年月も様々、年齢も様々、性格も様々のようで、どういうふうにお互いが影響しあっていくのか…

手術から丸一年、今月は意識的に新しいことをしていきたいと思います。

画像は近所の金木犀。10月はムスメと私の誕生日月で、思い出がいっぱいつまった月です(手術もだし)。

金木犀の香りをかぐと、いろんな思いがいっきょにフラッシュバックするのです。

本当にいい香りですね。

駆け込み寺

パク・ヨンハさんが亡くなりました。

お父様が末期がんだったそうで、看病づかれ、仕事の多忙さ、事業の心労…と、様々なことが重なって、心身ともに疲れてしまったようです。

がん患者の家族は第二の患者、とも言われますが、心労は相当なものだと思います。

常に病人を気遣うというのは…。

がん患者になって、病院では心理面のサポートはほとんどないんだなあと、愕然としましたが、今、がん患者の間でホットな話題のがんセンターの新しい理事長は、この辺も改革していってくれそうです。

患者と家族への心理的なサポート体制を強化していく、とインタビューに答えていました。

がんセンターによっては既に導入されているところもあるようですね。

私のダンナさんは、大学病院のソーシャルワーカーに相談にのってもらっていました。

ちょっとイレギュラーなことだったみたいですけど。

心の駆け込み寺はつくっておくといいと思います。

場合によっては心療内科や精神科でも。

明日は大学病院の付属クリニックでゾラデックスの注射。

しばらくぶりで主治医に会えそうです。

石のハンコ、カウンセリング

今日は人形町でカウンセリングを受けました。

たまたま銀座の東急ハンズで、「石のハンコ」(というか版画)の多田先生の展示があったので、のぞいてきました。

展示品はあまり大きな作品はなかったのですが、本を見ると、膨大な量、圧倒的な細かさ…。

先生はテレビも携帯も持っておらず、家からも出ることなく、ひたすら石を彫っておられるようです。

音楽を聴くと、模様が見える「共感覚」の持ち主で、模様を描かずにはおられないそうです。

石のハンコはわりと一般受けするもののようで、膨大な量の模様が刻まれた石の作品をみると、

「わー、先生のアタマの中、こんななのか〜。」

と、驚きます。

アーティストっていうのはクレイジーなんですね…。

クレイジーだからアーティストなのか。

ともあれ、この間、藤沢での講座にムスメも連れて行ってみました。

小学5年生でも、素敵なイニシャル印を掘ることができました。

「石を彫る」のは高校でやった篆刻以来なのですが、はまりますね…。

妙に楽しいです。子供のころにやった「消しゴムハンコ」ハイパーのようで。

石もきれいですし。

最近は、美術館、個展によく出かけています。

山を歩くのと同じくらいに満ち足りた気持ちにさせてくれるからです。

芸術家の波動に触れるというか…。

カウンセリングは、3年前に大学に編入したことをきっかけに、病気が分かる以前から通っていたのですが、病気が分かった時点で今のカウンセラーの方に替えて、1年とちょっとになります。

自分がガンになって分かったのは、病院では精神的なサポートというのはほとんどないということ。

眠れない、など病的な症状があれば、精神科にまわされます。

そこにいい先生がいればいいですけどね…。

告知もいとも簡単にされるし、お医者さんはガンの患者さんしか診ていないので、ガンなんて珍しくもなんともない。

こちらはショックでドン底、向こうは「ありふれた病気」。

このギャップがなんだかな〜、と思うことがあります。

だいたいの人は青天の霹靂で、一気に落とされます。

私も、しばらくはまるで自分だけが別の世界にいるような、自分の周りに一枚スリガラスの囲いがあるような、リアリティがない感じになってしまいました。

そこにあるのは「死への恐怖」と、死ぬときは一人という猛烈な「孤独感」です。

家族といえど、全部ぶちまけることはできないでしょう。

たまたまカウンセリングに通っていて、本当に助けられました。

一人で背負って越えていくのは辛すぎると。

安全弁をつけておく…そんな感じでしょうか。

日本でももっと普及すればいいのに…と、思います。

そして、病気をきっかけに自分の人生を見直すこともできます。

カウンセリングは臨床心理士に受ければ間違いはないと思います。

民間の資格だとレベルが色々ですね。

ソーシャルワーカーや専門のトレーニングを受けた看護士さんがあたってくれる病院もあるようです。

患者会でもいいのですが、相性があるかもしれません。

私も告知されて間もないころ、病院選びのことで電話してみたことがありますが、年配の方がその日の担当で、出るなり、

「ちょっと!!あなた待ってて!今ね、うどんが茹で上がったところで手が放せないのよ!」

って言われて、びっくりしました…。そのくらいで丁度いいのかもしれないですけどね。

いずれにせよ、危機を乗り切るのに、自分にあった形で心のサポートをしてくれる所を作っておくことは、大切だと思います。

メンタルケア

がんが分かって、一番意外だったのは、患者に対する精神的なフォローが何もないことだった。

告知だって、言葉は選んでくれていたが、あっさりすっぱりされる。

「ドラマとちがーう!!!!」

しばらくは眠れなかったし、食欲もなかった。

病院によっては、がん専門の看護士さんがいて、相談にのってくれたりするもよう。

でも、基本的には不眠が続いたり、うつ傾向がでた時点で、精神科や心療内科にまわされることになるのではないだろうか。

問題は、ショックと死への恐怖なので、時間が解決する面もあると思うけど、精神的なサポートはあった方がいいと思う。

私の場合は、たまたま、大学の心理学科に通信制で在籍していて、その関係で薦められて、臨床心理士のカウンセリングを2年間受けていたところだった。

そのまま受けていてもよかったのだが、病気が分かったときに、友人に先輩のユング派のカウンセラーを紹介してもらった。

以降、ずっとセッションを受けている。

これは、とても助けになった。

いくら家族でも、死への恐怖というものは分ちあえるものではない。

カウンセラーには何を言ってもいいのだ。(と、いうことを2年間の臨床心理士との面談で体得していたので、よかった)

カウンセラーとは、それを受け止める訓練をした人たちだ。

がんで闘病中の方達、家族の方にはぜひ、カウンセリングを受けてもらいたいと思う。

本人はもちろん、病人と暮らす、看護するというのは、自分のことでないだけに、常に相手を気遣いつづけることを強いられる。

これはこれで、相当なストレスだろう。

でも、

「本人はがんのショックと闘病で、もっと大変だから。」

と、ストレスを覆い隠して、ためこんでしまうのではないだろうか。

日本人にはなじみがないので、カウンセリングを堅苦しく考えてしまうかもしれない。

もやもやドロドした感情を

「王様の耳はロバの耳ーーー!」

って、やるだけでも違うんです。

人間ってきっと、原始的な脳(扁桃体?)で感じる恐怖とか怒りを、人に言語で伝えようとするときに、前頭葉を通すことによって、自分にも分かる形に変換できるのではないかと。

話すことによって、すっきりする、心が落ち着くというのは、そういう作用によってではないかと思います。

ただし、誰に話すかというのは大事な点。

家族や友人では、遠慮や、ブレーキがかかってしまう。

カウンセラーや心理士は、全くの他人だから、話した後のことを考える必要や心配はしなくていい。プロだから。

泣いたって、わめいたっていい。

お説教めいたことも励ますようなこともいいません。

ただし、カウンセラーもピンキリで、ちょこちょこっと講座受けて資格が取れますみたいなのはダメです。

国家資格というのはないので、臨床心理士にかかるのが、安全でしょう。

新百合ケ丘の「リボンズハウス」という、がん患者のためのコミュニケーションのサロンでは、腫瘍精神科医の丸田先生という方が、グループカウンセリングをされています。

丸田先生は、アメリカのメイヨクリニックで、がん患者のメンタル面の治療を専門に診察されてきたそうです。

私も参加したいのだけど、診察と曜日があわず、見送っています。

その他、リボンズハウスでは、抗がん剤治療中の方に、メイクアップアーティストの山崎多賀子さん(ご自身んも乳がんサバイバー。体験を雑誌に連載)のメイク講座を定期的に開いたり、ネイルやセルフエステの指導などもあります。

メイク講座には出席しましたが、無料でプロに丁寧に指導してもらって、とても得した気分に。

抗がん剤の副作用でくすみが出ていたのを、きれいにカバーしてもらって、嬉しくてスキップして帰りたいようでした。いい気分転換になりました。

その他にも、いろいろ患者さん向けの企画をされているので、ぜひ、のぞいて見て欲しいスポットです。

丸田先生のグループカウンセリングは、患者さん、ご家族どちらでも参加できます。これは有料で、週1回で4回1クールだったと思います。

自助グループに参加していた患者さんの方が、予後がよかったという調査もあるようです。メンタルな効果の現れかもしれません。

少人数なので、患者会は合わないかも…と思われている方にもいいのではないでしょうか。

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